オールドチャイナの雰囲気に浸り、洗練された中国料理を堪能
東京・東麻布 中国飯店 富麗華
二胡と箏(そう)の生演奏が心地よく響く店内は、端正な細工の木格子やアンティークの調度品などが美しい落ち着いた空間。オールドチャイナの雰囲気に浸りながら、広東と上海の一流料理人による洗練された中国料理が楽しめる。「色・香り・味の3つの要素を兼ね備えた料理を心がけています」と総料理長・馮志強(フン・ジ・カン)さん。この春、ぜひ味わいたいのが「春竹の子と醤油漬け三元豚、空豆、チシャトウの炒め」。フレッシュな春野菜と平田牧場の三元豚を使った新メニュー。塩と上湯(シャンタン)の上品な味付けに、醤油漬けの豚肉がアクセント的な役割を果たしている。タケノコ、空豆、チシャトウ(レタスの一種)にコクとうまみが凝縮。歯応えが残る絶妙な火入れも見事。春野菜のおいしさと豊かな香りを堪能できる、目にも鮮やかな一皿である。
名物「北京ダック」や「上海蟹」(9月下旬~翌年1月頃まで)もおすすめ。2012年版のミシュランガイドで2つ星に輝き、細やかなサービスも満足度が高い。個室は6室あり、家族の記念日や大切な人との会食など、特別な日のためのお店としてリストアップしておきたい。
Photo/ Kohei Nakamoto
Text/ Asami Kanba
基本情報
記事更新/ 2012.3.19
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