居心地のよさと銀座の特別感をあわせもつ
東京・銀座 ビルズ 銀座
オーストラリア発のオールデイダイニング「ビルズ」。その新店が、銀座2丁目の新たなランドマーク、オークラハウス最上階に2016年秋にオープンした。「ビルズ」といえばリラックス感ある雰囲気が特徴だが、ここでは天井を高くし、銀座らしいエレガントさをミックスしている。料理は、創業者であるビル・グレンジャー氏が提案する、シンプルなオーストラリアンフード。そこに、旅を愛するグレンジャー氏が世界中で出合ったさまざまな食材やエッセンスを取り入れている。ランチで人気のパスタ「ロブスターリングイーネ」は、銀座店限定メニュー。定番となっているリングイーネに、銀座らしい高級感を加えたいと、ロブスターを使った。香ばしいにんにくとともに、チェリートマトの酸味とほのかな甘みが食欲を誘う。
大ぶりにカットしたロブスターの贅沢な味わいが広がり、もちもちとした生パスタに絡む。アクセントとなっているのが、海辺に生える植物の一種「サンファイア」(シーアスパラガス)。日本では珍しいこの食材は、シャキシャキとした食感と塩気が魅力。どの料理もボリュームがありながらも軽やかなことも、ショッピングの合間にはうれしいポイント。午後の時間帯に提供している「ビルズ ハイティー セット」は、銀座店限定。スクランブルエッグやリコッタパンケーキ、オーストラリアの郷土菓子をブラッシュアップした「パブロバ」と、「ビルズ」を代表するメニューをすべて味わえるとあって目当てにする人も多く、予約がおすすめだ。
Photo/ Reiko Masutani
Text/ Ryoko Nakagawa
掲載日/ 2017.2.20
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