【美食百花 特別プラン】京都の夏を満喫。祇園で特別懐石を
京都・祇園 祇園 川上
この地に暖簾を掲げて60年以上。築100年を超えるという味わい深き町家には、長く多くの常連客が足を運んでいます。著名人にも愛されてきた店の味を守るのは、2009年に先代から店を引き継いだ、店主の加藤宏幸さん。料理人としての第一歩をここ「祇園 川上」で踏み、神戸などでも修業を重ね、再びこちらの板場に。自ら包丁を握る先代の背中を見て、料理に器、祇園のもてなしの流儀などあらゆることを学んだと語ります。
6月、暑い季節を目前に、無病息災を願ってくぐる、夏越の祓(なごしのはらえ)の茅の輪(ちのわ)。八寸はその輪に見立てたユニークな器で登場します。短冊に「六瓢息災」と記すのも祇園の粋。また中には器や食材を含めて、六つのひょうたんが潜むという遊び心も。ぜひ探しながらこの時期ならではの八寸をお楽しみください。
八寸に続くお造りは、鱧の落としです。梅雨の水を飲んでおいしくなるといわれる鱧は、京都に夏の訪れを告げる食材のひとつ。皮目寸前まで庖丁を入れて、細やかに骨切りを施して、湯に通すとパッと花開く。ふっくらふわりとした身の優しい舌触り。わさびと特製の梅肉だれが添えられます。
涼やかなふた付きのガラスの器の中には、温かい賀茂茄子の田楽が。揚げたての賀茂茄子に白と赤2色の味噌でという、割烹ならではの細やかな仕事。品よく美しい田楽です。茄子同様、京を代表する野菜、万願寺唐がらしとご一緒に。小さな器の中に京都の旬味がぎゅっと詰まっています。
ほかにも、焼物には鮎、鱧はお造り以外にも柳川鍋や酢物でも仕立てを変えて登場します。御飯は「とうもろこし御飯」など、夏の味覚がふんだんに。祇園祭に向かい活気づいていく、京都の初夏の雰囲気を存分に感じていただける、特別な懐石料理となっています。器の合わせ方も見事で、地元・清水焼から、気鋭の作家物に洋の皿など、個性的な取り合わせに。伝統的な料理と現代の感性をもって表現する「祇園 川上」ならではのおもてなしです。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Ayako Miyoshi
〈美食百花 特別プラン〉
【期間】2020年6月1日(月)→7月31日(金)
【ご提供時間】昼12:00~13:30(ラストオーダー)
【料金】お一人様 8,000円 ※税・サービス料込
コース内容
・先付
・八寸
・お造り「鱧の落とし」
・お椀「鱧の柳川鍋」
・焼物「鮎塩焼き」
・揚物「賀茂茄子田楽」
・酢物「麩のり ソーメン 鱧つらら」
・御飯「とうもろこし御飯」
・香の物
・フルーツ
※7月1日(水)からはメニュー内容に多少の変更がございます。
※食材の入荷状況等により、メニュー内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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掲載日/2020.5.18
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