世代を超えて愛され続けるサンマー麺がおすすめ
横浜・山下町 聘珍樓(へいちんろう)
横浜の“老舗高級中国料理店”として名を馳せる「聘珍樓」は、1884年の創業。多くの観光客で賑わいを見せる中華街で、ひときわ、ライトアップされた印象的な竹林のエントランスが目に飛び込む。入手困難な中国野菜を、国内の契約農家で栽培するなど、食材に対するこだわりにも年季と自信がうかがえる。「さまざまな世代の人に料理を楽しんでいただきたい」という創業時からの変わらぬ信念のもと、発案されてきた数々のメニュー。なかでも多くの人が愛してやまないのが「サンマー麺(生碼湯麺)」。“サン”は新鮮、“マー”は具という名のとおり、みずみずしい野菜が具だくさんに入る。
昭和5年の物資が少なかった時代に当時の料理長が考案。もやし、キャベツ、青菜、豚肉などをたっぷりと使った“庶民の味”は今も健在。やさしい醤油ベースのスープがほっとさせてくれる。広東の郷土料理も豊富で常時約60種類のバリエーション。料理が与えてくれる「やさしさ」に出合いたくなったら、ひとりでも、誰とでも訪れてみたい。
Photo/ Kazue Shibuya
Text/ Erika Sugai
基本情報
記事更新/ 2014.9.1
※表示価格は税(8%)込み・サービス料別の表示です。
消費税率の変更により価格が変わる場合がございます。
※お支払いは、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。