50種類以上の野菜を使った洗練されたフランス料理
京都・丸太町 レストラン 青いけ
2014年2月にオープンした店は一見、日本料理店のような店構え。数寄屋建築を意識したという空間はケヤキのパッチワークを施したカウンターが心地よく、まさに大人のための隠れ家といった雰囲気が漂う。オーナーシェフの青池啓行さんは「京都ホテル」で研鑚を重ね、フレンチレストラン5軒の立ち上げにも携わってきた実力派だ。自身の店のコンセプトは「すべて本物であること」。空間も絵画もインテリアも料理も本物を揃え、その良さがわかる大人の女性に愛される店を目指していると話す。供される料理もまた、50種類以上の野菜を使った、毎日でも食べられるほど穏やかでいて洗練されたフランス料理。コースの内容は基本的に月替わりだが、野菜のみを用いたアミューズからスタートするのもこの店ならでは。
綾部、大原、美山など京都近郊で採れた旬の新鮮な野菜が匠の手によってさまざまなスタイルで登場するのも見逃せない。写真の魚料理、キジハタのローストに添えられた聖護院カブラは「よりカブラの味を引き出すために」小カブの葉を刻んでクリスマス島の海塩に混ぜたもので塩包み焼きにしている。「高温で焼いた後、余熱で休ませることで、カブ本来の味が凝縮してみずみずしく、かつ甘みが増します。ほどよく塩分が入るのもいいですね」と青池さん。スープやムース、ソースなど、カブの七変化を楽しみたい。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada
基本情報
記事更新/ 2015.2.18
※表示価格は税(8%)込み・サービス料込みの表示です。
消費税率の変更により価格が変わる場合がございます。
※お支払いは、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
18:00~21:00ラストオーダー
定休日:月曜
※ランチのみクレジットカードの使用不可