自然を感じるひと皿と庭園が安らぎを生む
東京・自由が丘 ラ・ビュット・ボワゼ
自由が丘の閑静な住宅街に、1994年にオープンしたフレンチレストラン「ラ・ビュット・ボワゼ」。昭和20年代に建てられた一軒家は、桜など木々が茂る日本庭園に面し、ゆったりと日常を離れた時間が流れます。料理長の森重正浩さんはフランスやイタリアの名店で修業し、野草を使った料理に魅せられた経歴の持ち主。森重さん自らが週に2回足を運ぶという、神奈川県・秦野の畑でとれた野菜や、産地直送の魚介類など、生産者の顔が見える食材で、土地の素材を生かした料理「キュイジーヌ・レジオナル」を作り上げていきます。「皿の上に季節のストーリーを組み立てるのが好きなんです」と話す森重さん。
夏の魚料理「山口平生本カサゴと瀬戸内コラトゥーラ風味の丹沢の自生クレソン」(写真上段)は、山口県・平生町でとれた本カサゴをふっくらとソテーしたもの。クレソンのソースには、本カサゴのだしと、山口県でとれたイワシを使ったコラトゥーラ(イタリアの魚醤)を合わせ、瀬戸内海の恵みをひと皿に凝縮しました。前菜(写真中段)は、初夏の山野をイメージした盛り付けが爽やかです。素材の魅力を引き出した料理と、スタッフ一同が心がける「自宅に友人を招いたようなもてなし」に、心身が自然に解きほぐされる。そんな幸せな体験を求め、何度も訪れたくなる店です。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa
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掲載日/ 2016.6.20
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