選りすぐりのフルーツを最良の食べ頃で
東京・日本橋 千疋屋総本店 日本橋本店
「クオリティの高いフルーツを、一番の食べ頃に提供できる。それが専門店の強みです」と話すのは、「千疋屋総本店」のパーラー総括シェフ・両角剛さん。その言葉どおり、フルーツポンチからパフェ、季節の果物の盛り合わせ「アソートフルーツ」に至るまで、使われているフルーツは、熟れ過ぎず、果物本来の甘みと食感を堪能できるものばかり。仕入れる果物はクオリティを決める形・色・果肉の質にこだわる。糖度検査なども行って最高ランクのものを仕入れ、入荷後さらに選り分けるほど選別には力を入れている。メニュー作りでは、フルーツの味を際立たせるため、さまざまな工夫を凝らす。例えば、フルーツのカットは「口に入れたとき、果汁がこぼれそうになるぐらい」を基準に、大きめに。
包丁は随時手入れし、なるべくカット時に果汁が流れ出ないよう心がけている。フルーツサンドやパフェに使う生クリームは、あくまで甘さ控えめに仕上げる。そんな千疋屋総本店を代表する味がひと通り楽しめるのが、「フルーツフル アフタヌーン ティーセット」だ。上段にはカットフルーツ、中段には、柑橘系のフレッシュな味わいが凝縮された、ショップでも人気のグレープフルーツとオレンジのジェリー、下段には、フルーツサンド。創業180年の伝統と経験が作り上げる“フルーツ尽くし”が堪能できる三段構成だ。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa
基本情報
記事更新/ 2014.07.18
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