1. 高島屋カード
  2. ハースト婦人画報社

薄衣をまとわせて、からりと軽やかな口当たりの天ぷらに舌鼓 このプランは終了しています

京都・祇園  京星

1

1

1947年創業の天ぷら専門店。現在の店舗は3代目にあたる榊原俊徳さんが1991年5月にスタートさせた。卵を一切使わない衣や油、自家製の塩などについては秘伝とされ、昔からずっと変わらない。「卵を入れない衣は長持ちしないので、揚げたてをすぐに召しあがっていただけるカウンターだけなのです」と榊原さん。メニューはコース1種類のみ。叩いた海老をパンに挟んだ一品からスタート、ブランデーと砂糖をかけていただくデザート感覚のサツマイモまで季節の海の幸、山の幸が約18種用意される。榊原さんが考案した「松茸の鱧巻き」は丁寧に骨切りを施した鱧の身で大ぶりに切った松茸を巻いて揚げたもの。外側の鱧と内側の松茸、それぞれにほどよく火が通るようバランスに気を遣う一品だ。

からりと薄くまとった衣が素材の旨みや香りを見事に閉じ込め、噛みしめるとなんともジューシー。夏の清冽な印象の鱧もよいが、10月末頃のしっかり脂が乗った秋鱧と松茸の組み合わせもまた美味だという。紅葉の季節には、魚の天ぷらに飾り包丁を施したジャガイモの松葉やイチョウ、モミジを添えるなど風趣に富んだ演出も楽しみ。

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

営業時間:18:00~20:30ラストオーダー
定休日:日曜
基本情報
京都・祇園
京星
TEL . 075-551-2303
京都府京都市東山区祇園花見小路末吉町東入ル 双葉ビル1階

記事更新/ 2012.9.18
※表示価格は税(5%)込み・サービス料別の表示です。
消費税率の変更により価格が変わる場合がございます。
※お支払いは、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。