古民家で使われていた木材を配した印象的な店構え

職人の手仕事が間近で楽しめるカウンター席のほか、テーブルや個室も用意

北海道で3代続く名店「おたる政寿司」の銀座店。本店が一括して仕入れる素材が毎日空輸で届くため、鮮度抜群のネタが味わえます。今回は特別に、通常ご提供していない北海道産ブランド牛の握りや、お好みで3品からチョイスできる料理などを組み込んだ、限定のランチコースをご用意します。この機会にぜひ、北海道を旅する気分でたっぷりの海鮮料理をお楽しみください。

最初に登場するのは、4種の珍味を花籠に盛ったひと品。写真右上から時計回りに、磯つぶ貝のうま煮、ズッキーニのおひたし、松前漬け、チーズ豆腐です。チーズ豆腐は、牛乳と生クリームに吉野葛を加え、とろ火で煮込んだもの。山海の美味を少量ずつ味わえ、コースへの期待もますます高まります。

「前菜 花籠盛り合わせ（珍味4点盛）」（写真は一例）

鮮度のよい、するめいかの刺身に添えられているのは、鰹や鯖（さば）節で引いた出汁をベースにした、蕎麦のかえしに卵黄を落としたつゆ。ここに雲丹を入れて混ぜ、いかにつけて味わう小樽の漁師料理です。うま味と香り、甘みが絶妙なかえしは、同店の2代目がほれ込んだ蕎麦店の店主に交渉を続け、引退時にやっとレシピを伝授されたものだそう。

「小樽漁師直伝いかそうめん」（写真は一例）

「お客様ご自身が選ぶことで、よりコースを楽しんでいただきたい」という副店長、越川兼一（こしかわ けんいち）さんの思いから、本プランのみのご提案となるのがこちら。当日ご用意する3品の中から、お好みで1品お選びください。この日に登場したのは、鮭の西京焼きと自家製のポン酢で味わう牡蠣（かき）、雲丹入り茶碗蒸しです。北海道厚岸（あっけし）産の牡蠣は、肉厚でミルキーな風味が特徴だといいます。

雲丹入り茶碗蒸し・焼き魚・季節の小鉢（写真は一例）

もちろん、お食事のクライマックスは「握り」。とろりとした食感と甘みが魅力の牡丹海老のとなりには、海老味噌の軍艦。雲丹は握りで供するほか、本店が一括して買い付ける本マグロの大トロなどが並びます。珍しいのが、脂がのったニシン。これは鮮度が良くないとなかなか味わえない逸品。また、通常はご提供していない、十勝ハーブ牛のローストビーフを使った握りも限定で登場します。

「握り」は、旬の素材で10貫をご用意（写真は一例）

副店長の越川健一（こしかわ けんいち）さん
「本店から直送される鮮度抜群の素材が自慢。現地でなければなかなか出合えない素材も多くご提供できます。江戸前とも少し異なる寿司を、小樽を旅する気分で味わっていただきたいと考え、特別ランチをご用意しました。会員の皆様をお迎えできるのを楽しみにしております」

Photo/ Hiroaki Shinohara
Text/ Chinatsu Kimura

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2021年12月1日（水）→2022年1月31日（月）
※除外日／2021年12月29日（水）→2022年1月6日（木）
【ご提供時間】ランチ11：30～15：00（ラストオーダー14：00）
【料金】お一人様8,230円　※税・サービス料込

コース内容
・前菜 花籠盛り合わせ（珍味4点盛）
・小樽漁師直伝いかそうめん
・雲丹入り茶碗蒸し・焼き魚・季節の小鉢から一品チョイス
・握り（10貫）
・お椀
・北海道産大納言小豆を使用した自家製餡子のバニラアイス最中

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【ご予約・お問い合わせ】
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