築100年の京町家をリノベーションした建物

アットホームな雰囲気の店内に、テーブル席が12席

京都・園部の契約農家から届く野菜を使った、独創的な料理がいただけるレストラン。オーナーシェフの奥村信宏（おくむら・のぶひろ）さんは、老舗ホテルなどでフランス料理を学び、2011年にこの店を開業しました。味だけではなく、プレゼンテーションにもこだわって作られるコース料理は、記念日や誕生日などに喜ばれています。今回は「美食百花」のために、桜餅からインスピレーションを得た特別な前菜「三陸産帆立貝の道明寺蒸し」を含む、ランチコースをご用意いたしました。

まず登場するのは、緑のアミューズ。スモークで満たされたガラスの蓋を開けると小さな苔玉のようなお料理が現れます。ハーブの下の苔のような部分は、クリームチーズが青海苔で覆われていて、食べ進めていくうちに、トマト、豆乳フラン、アーモンドの層へと進み、酸味や食感などさまざまな要素が楽しめます。

「トマト クリームチーズ 豆乳 アーモンドの苔玉仕立て 青海苔と胡麻の香り」（写真は一例）

日替わりの3種類の魚を使ったカルパッチョは、紅芯大根、九条ねぎ、金時にんじんといった、季節の野菜のソースが添えられています。さらに、カラフルな野菜や食用花がプレートを彩ります。使われている野菜のほとんどは、京都・園部にある契約農家で育てられたものです。「妻の実家でもある小さな農家で、すべて無農薬・無添加で作られた安心安全の野菜です。リクエストして作ってもらっているミニ野菜やハーブ、食用花は珍しいと、お客様にも好評です」と奥村シェフ。

「鮮魚のカルパッチョ」（写真は一例）

こちらが「美食百花」のために考案された「三陸産帆立貝の道明寺蒸し」。桜餅をイメージして、うま味たっぷりの帆立貝を、もちもち食感のもち米で包んだものです。もち米が帆立の出汁を吸って、炊き込みご飯のような優しい味がします。アクセントには、バジルとトマトのソースを。背後に添えられたポテトが、食感に変化をもたらしてくれます。

「美食百花」だけで味わえる「三陸産帆立貝の道明寺蒸し」（写真は一例）

デザートにはいちごのショートケーキを。「心踊る体験を」という想いを込めて、楽譜が描かれています。記念日や誕生日には、特別なプレートをオーダーすることも可能です。

特製デザート「イチゴのショートケーキ」（写真は一例）

オーナーシェフ　奥村信宏（おくむら・のぶひろ）さん
「店に訪れてくださるお客様の大切な日を華やかに彩りたいと思いながら料理を作っています。味はもちろん、見た目や音、香りや食感まで、五感をフル活用してお食事をお楽しみください」

Photo/ Makoto Ito
Text/ Ai Kiyabu

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2021年3月2日（火）→4月30日（金）
【ご提供時間】ランチ11：30～14：30（ラストオーダー13:30）
【料金】お一人様 7,000円　※税・サービス料込

コース内容
・ご挨拶の1皿
・園部野菜料理 鯛コンソメ仕立て
・鮮魚のカルパッチョ
・三陸産帆立貝の道明寺蒸し
・園部産野菜 ポタージュ
・鮮魚のムニエルとムール貝のブイヤベース仕立て
・グラニテ
・肉料理（特選フィレ肉のグリル、フランス産鶉(うずら)のローストなど6種類からお選びいただけます）
・特製デザート
・プティフール
・コーヒーまたは紅茶

※食材の入荷状況等により、メニュー内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【ご予約・お問い合わせ】
TEL.075-231-1211（前日までに要予約）
●受付時間／10:00～21:00
●受付／1～12名様
●定休日／月曜日

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