ステンドグラスも美しい「球戯（きゅうぎ）の間」

1909年に建造され、京都の迎賓館として華やかな歴史を重ねてきた明治の洋館・長楽館。優美な調度に囲まれた「デザートカフェ 長楽館」は、非日常の気分が味わえると人気があります。今回のスペシャルメニューは、ウェルカムドリンク、ビーフシチュー、スイーツ3種からお好みの1品、長楽館オリジナルブレンドの紅茶またはコーヒーをご用意しました。

スペシャルメニューの組み合わせの一例、ビーフシチュー、スイーツ、紅茶

ウェルカムドリンクに続いて供されるのは、「ビーフシチュー」。牛頬肉と香味野菜を赤ワインに漬け込んだ後、じっくり長時間煮込み、雑味を丁寧に取り除き、上品な味わいに仕上げています。やわらかく煮込んだ牛頬肉には、定番のじゃがいもやにんじんのほか、ズッキーニや丸なす、絹さやなど季節の野菜を添えて。野菜は煮込まず、焼く・揚げる・蒸す・茹でるなどの調理を施し、それぞれの食感を大切にしています。

野菜たっぷりの「ビーフシチュー」はサラダとバゲット付き（野菜の内容は一例）

スイーツは、3種類からお好きな1品をお選びいただけます。花の形のラングドシャの上にクレームブリュレ、タルトタタン、生クリーム、りんごのセミコンポートを合わせた「タンバル」はこの秋の新作。バラの花に見立てたりんごは、砂糖やシロップを使わずにりんごの水分だけでコンポートにしているので、シャリシャリとみずみずしい食感。りんごそのものの甘みが生かされています。人気の「ミルフォイユ」は有精卵を使った濃厚なカスタードクリームとざっくり分厚いパイ生地が特徴です。

キャラメルソースと飴をあしらったスイーツ「タンバル」

食後のお飲み物には、紅茶またはコーヒーをご用意。「長楽館オリジナルブレンドティー」は、スリランカ産のブラックティーをベースに南アフリカ原産のオーガニックハーブ・ハニーブッシュを使用。自然の甘みや香りが引き立ちます。「長楽館オリジナルブレンドコーヒー」は、特別焙煎の自家挽き豆を使い、その日の気候や湿度に合わせてネルドリップで抽出。雑味がなく深煎りの香ばしい香りとまろやかな口当たりが好評です。明治の薫り漂う非日常の空間で、可憐なスイーツをいただきながら、心華やぐひとときをお過ごしください。

ポットで供される「長楽館オリジナルブレンドティー」

美術品を陳列するために作られた「美術の間」は落ち着いた雰囲気

カフェ厨房長　田口幹也（たぐち・みきや）さん
「りんごの風味を凝縮させた『タンバル』はタカシマヤのバラをイメージして作った新作です。りんご本来の皮や実の美しい色合いもお楽しみください」

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2020年９月１日（火）→10月31日（土）
※除外日／９月16日（水）・17日（木）・10月7日（水）
【ご提供時間】11：00～17：00（ラストオーダー）
【料金】お一人様5,000円　※税・サービス料込

コース内容
・ウェルカムドリンク（スパークリングワイン・ノンアルコールスパークリングドリンク・ノンアルコールカクテルのいずれか）
・ビーフシチュー（サラダ・パン付き）
・スイーツ３種より１品
・紅茶またはコーヒー（長楽館オリジナルブレンド）

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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●受付時間／9：00～20：00
●受付人数／１～10名様
●定休日／不定休

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