横浜みなとみらいを代表するヨットの帆形のシンボリックな建物が目を引くヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル。その最上階にある中国料理「カリュウ」は、オリジナリティあふれる料理と、圧倒的なロケーションを誇るレストランだ。大きな窓を配した約60のフロア席と7つの個室。木のぬくもりあふれるダークブラウンを基調とした店内は、シックでモダンな雰囲気。ディナータイム、街側に面した個室の窓からは、きらびやかに輝く観覧車をはじめ、ランドマークタワー、山下公園、マリンタワー、横浜スタジアムと横浜を代表する景色が一望できる。海側のフロア席からは、大パノラマの海を正面に横浜港を行き交う船や横浜ベイブリッジが光り輝く。そんな贅沢な景色を眺めながら、味わうのは、

フカヒレや北京ダックなどの伝統料理をベースに、和洋のエッセンスを取り入れた目にも鮮やかなモダン中華。写真の「活伊勢海老の自家製チリソース煮込み」は、シェフのおすすめメニューのひとつ。干貝柱、干海老、金華ハムのうまみと、酸味と辛みの効いた香港の辣椒醤（ラッチュジャン）を使ったチリソースは、プリプリの伊勢海老との相性が抜群。辛みのなかに、うまみと酸味が絶妙に絡み合う逸品だ。ほかにも、ディナーコースには、鮑、オマール海老など、季節ごとに旬の素材を贅沢に取り入れたメニューが用意されている。11月、12月には、フカヒレをメインとした特別コースが登場。横浜の景色とともに、洗練されたひと皿を堪能したい。

Photo/ Akinori Maekawa
Text/ HEARST FUJINGAHO