伝統的な洋食を日本人好みのひと皿にアレンジ
京都・祇園 洋食 祇園ミクニ
今から100年以上も前、初めて洋食屋が登場したといわれる京都・祇園。新橋通りの一角に2013年オープンした「洋食 祇園ミクニ」は、フレンチの名店「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフ・三國清三さんが手がける唯一の洋食店である。青い暖簾が掲げられた町家の玄関をくぐり、しっとりとしたアプローチを進むと、その先にあるのは、非日常の空間。磨き上げられたオープンキッチンのカウンターと白いクロスがまぶしいテーブルが迎えるダイニングの奥には坪庭も。「100年を経て親しまれてきた京の花街の洋食屋さんをリスペクトし、『ミクニ』ならではの考えを取り入れたメニューでおもてなししています」と総支配人でシェフの中辻佳和さん。
国内・海外を問わず、旬の最もおいしい食材を入手、日本人の口に合うよう工夫を凝らした洋食は三世代でも楽しめると好評だ。定番メニューの「黒毛和牛ビーフシチュー」は、昆布と干し椎茸で旨みの濃いだしを引いたところに、仔牛の骨や牛骨を足したものがベースとなる。さらりとしたソースとやわらかく煮込まれた牛ほほ肉が上品。香りづけのペッパーキャビアできりりとまとめている。ハンバーグやエビフライなど、おなじみの洋食をひと味違う趣向で楽しめる定番メニューに加え、甘鯛や足赤海老など季節の恵みを生かした品々も楽しみ。
Photo/ Satoshi Yasukouchi
Text/ Sawako Yamada
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基本情報
掲載日/ 2016.10.18
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