自然と素朴をテーマにした身体にやさしいビストロ
東京・人形町 イレール 人形町
恵比寿で人気を博した、「身体にやさしいフランス料理」がコンセプトのレストラン「イレール」。そのシェフ・島田哲也さんが、「自然と素朴」をテーマに2013年、人形町にオープンしたビストロが、「イレール 人形町」だ。木目を基調にした店内では、フランスの三つ星レストラン「アルページュ」などでの修業経験を持つ島田さんによるフランス料理を、リラックスした雰囲気のなかで味わうことができる。「ここは、『私自身が行きたくなる店を』と考えたビストロ。お客様が、お腹がすいたときにふと立ち寄ることができる場所になれば」と島田さん。肉料理は、肩肘張らないビストロらしいスタイルを意識し、厚めにカットした豪快なものが多い。スぺシャリテ「鴨の胸肉のロースト ハチミツとコリアンダー」(写真上)も、そんなひと皿だ。
鴨肉はオーブンで焼いて、その後は寝かせて余熱で火を通している。雌の子鴨を使っているため、厚さがあってもやわらかい。フォン・ド・ヴォーと赤ワインビネガーをベースにはちみつを利かせた甘酸っぱいソースが、鴨肉の旨みをいっそう感じさせる。ほかにも、「季節の野菜で彩ったお野菜のテリーヌ」(写真下右)をはじめ、千葉県松戸市のタケイファームと、長野県・安曇野産を中心に、旬の野菜をふんだんに使った料理も人気が高い。思い立ったときに、季節の素材を大切にした料理を、ときにコースで、またあるときはアラカルトで、思い思いに味わう。そんな、気さくな喜びを感じさせてくれる店だ。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa
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掲載日/ 2016.8.18
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