香住漁港直送の活け松葉蟹を北新地で味わう
大阪・北新地 おくどさん 小柴
大将・小柴勝昭さんは兵庫・香住に寿司店や旅館を営む、いわば香住の魚介のエキスパートである。その大将が目利きした朝獲れの松葉蟹が、ここ北新地の店に毎日届く。松葉蟹コースをオーダーすると、まずタグのついた生きた蟹一杯をまるごと見せてくれる。柴山産の松葉蟹は、言わずと知れたブランド蟹。柴山漁港で水揚げされた松葉蟹は、大きさや重さ、色、傷など品質で約120のランクに細かな選別がされ、その中の上位ランクだけに、タグがつけられる。「うちでは身がしっかり入って水っぽさがないものに絞って仕入れています」と小柴さん。蟹は一杯で2人前が基本。食前酒、先付けに続いて、先ほどの蟹が刺身、焼き蟹、蟹しゃぶ、甲羅焼、蟹味噌しゃぶ鍋、雑炊とフルに楽しめるのがうれしい。
面白いのが蟹味噌を鍋の出汁の中に入れていただく「蟹味噌しゃぶ鍋」。蟹味噌がふわっと固まって浮いてくるのは新鮮さの証しだそう。しゃぶしゃぶにした甘くとろけるような蟹の身は甲羅焼の味噌をのせて食べると、香ばしさとともに濃厚な磯の香りが広がる。松葉蟹は3月末までだが、活イカやノドグロ、アワビ、天然岩牡蠣など香住漁港直送、四季折々の海の幸が目白押し。香住の町を旅する気分で出かけたい。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada
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記事更新/ 2012.12.18
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