看板メニューは、高知産のカツオを藁の火であぶった「鰹の藁焼き」
東京・銀座 ぎんざ 一二岐(いぶき)
京都と東京の日本料理店で13年にわたって修業を重ねた店主の吉澤定久さん。2010年に独立し、ミシュラン一つ星(2012年版)を獲得するなど、その手腕に注目が集まっている。自身の目と舌で選んだ良質な食材を使った料理を提供。魚は「修業時代に食べて、おいしさに感動した」という高知産にこだわっている。看板メニュー「鰹の藁焼き」は、毎朝高知から届くカツオを藁の火であぶった一品。ひとつひとつお客様の目の前で火が入れられる。パチパチと藁が燃えてすがすがしい香りに包まれていく。串に通したカツオを藁であぶり香りをつけてから、皮面を直火でさっと焼き上げる。すぐに切り分けて温かいうちに供するのが一二岐流。
ワサビとニンニクをのせて、五島列島の一番塩をつけていただく。ほんのり藁の香りとともに、しっとりやわらかな食感は驚くほどおいしい。これを目当てに訪れるお客様が多いというのも納得。吉澤さんの確かな腕、気さくな人柄、何度でも足を運びたくなる魅力にあふれている。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Asami Kanba
※ランチのみクレジットカード使用不可
基本情報
記事更新/ 2012.4.18
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