和と洋が織り成すフランス懐石で旬の滋味を楽しむ
京都・祇園 匠 奥村
京町家の趣を生かした空間と、創意あふれるフランス懐石料理で知られる「祗園 おくむら」。その流れを汲む料理をよりプライベートな空間で楽しんでほしいと2006年に誕生したのが「匠 奥村」です。和の要素を巧みに取り入れ、月替わりのコースを手がけるのは料理長の福山伸宏さん。「魚と野菜が共存するひと皿で“旬”のおいしさをお楽しみください」と供する魚料理「淡路島産アブラメのフリット」(写真上段)には、京都のタケノコやホワイトアスパラのグリエ、春キャベツのブレゼ(蒸し煮)とともにタラの芽やコゴミの天ぷら、木の芽が。
夜のコースの前半に登場する、フォアグラ料理(写真中段)では、和菓子に用いるみじん粉を付けて焼いたフォアグラに新レンコンと葛を使った饅頭を合わせ、フランス産キノコのリゾットやトリュフのソースを添えています。ディナーコースは付出しからスタート。京の四季にちなんだ演出も雅な前菜盛合せやお椀でいただく洋風スープ、鮮魚のサラダ、オマール海老の料理、和牛のステーキやひと口カレーライス、フルーツと野菜のミックスジュース、デザート盛合せなど、実に多彩。
靴を脱いで上がる和の空間、季節のしつらえの中でいただく華ある美味は訪れる者の心を魅了してやみません。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada
基本情報
掲載日/ 2016.4.18
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