大阪・道頓堀川畔に立つ「大和屋本店」は1896年創業の老舗旅館。鱧やふぐ、クエ、蟹など季節の素材を生かした料理を完全個室で楽しめると地元のお客様にも好評です。土瓶蒸しやすき焼き、松茸御飯など、香り高い松茸の魅力を存分に味わえる「松茸昼膳」は11月末までの限定メニューです。

最初に登場するのは「華かご盛り」。松茸と柚庵地（ゆうあんじ）に漬けたカレイの紙包み焼き、海藻サラダの土佐酢ジュレ掛け、山くらげのたこわさびのせ、サーモンをすり身で巻いた小川締め（魚のすり身をほかの材料の上に薄く塗って巻き、酢で締めて小口切りにしたもの）など3種類の小鉢とひろうす、ズッキーニ、万願寺唐辛子、小芋、なすの炊き合わせが盛り込まれています。

豪快な鉢盛りで供される鮮魚二種盛りは、鯛の松皮造りとサーモン。しっかりと厚みがあって食べごたえを感じます。魚の内容は時季によって変わります。

昔は松茸狩りの時の食事として食べられていた「すき焼き」は今ではとてもぜいたくな逸品。松茸と相性の良い和牛を甘辛く仕立てた割り下で野菜とともに炊いていただきます。和牛のうま味が松茸の繊維にしみわたり、ジューシーな味わいが楽しめます。

「松茸土瓶蒸し」は松茸の香りとシャキシャキとした独特の食感をシンプルに堪能できるひと品。鰹出汁をベースに名残りの鱧や海老、銀杏などが添えられます。すだちをキュッと絞ってお召し上がりください。

締めの食事には土鍋で炊きたての「松茸御飯」が登場。松茸がほんのり香る、ふっくらと炊き上げたご飯に薄揚げのほどよい油脂分がコクとなり、箸を進ませます。

「大和屋本店」では、その時々にいちばん香りの良い松茸を召し上がっていただくため、産地を変えながら提供しています。そのため「松茸昼膳」は８月の終わり頃から11月末までの季節限定メニューとなります。12月1日からは、お店自慢の冬の名物、ふぐを用いた「ふぐと木ノ子の昼膳」をご用意。「ふぐと木ノ子のホイル焼き」や「ふぐと木ノ子の土瓶蒸し」、きのこたっぷりの「てっちり小鍋」、「松茸御飯」など、魅力あふれる献立をぜひお楽しみください。

Photo/Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

 

〈おすすめメニュー〉

「松茸昼膳」5,500円　※税・サービス料込、ご注文は2名様より
※ご提供は2021年11月30日（火）まで。12月1日（水）からは「ふぐと木ノ子の昼膳」に変わります。
・華かご盛り　小鉢三種、炊き合わせ、松茸と魚の紙包み焼き
・鉢盛り　鮮魚二種盛り
・小鉢　手作り豆腐
・蒸し物　松茸土瓶蒸し
・小鍋　松茸と和牛のすき焼き小鍋
・飯物　松茸御飯
・汁物　赤出汁
・香の物　漬物三種盛り
・水物　霜月の手作りデザート

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

〈カード会員様特典〉

ドリンク（店指定）を１杯サービス
※ランチタイムに「松茸昼膳」もしくは「ふぐと木ノ子の昼膳」5,500円（税・サービス料込）以上をご予約のうえ、ご注文の方に限ります。
※2名様～

◆特典期間
2021年11月1日（月）→12月31日（金）

◆営業時間
ランチ11：00～14：00（ラストオーダー）
ディナー16：00～19：30（ラストオーダー）

◆定休日
無休

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