お店は、リーガロイヤルホテル京都の地下1階。京町家に見立てた細いアプローチを通って店内へ

「鉄板焼 葵」は、京都市内のホテルで初めて認定「近江牛」の指定店に登録されたレストラン。近江牛のほか、A4ランク以上の和牛を豊富に取り揃え、お客様の目の前で巧みに焼き上げてご提供します。今回、カード会員様限定で、垂井直樹（たるい なおき）シェフが惚れ込んだ黒毛和牛の希少部位「ヒウチ」のステーキを主役にした初めてのコースを考案しました。

まずご紹介するのは、前菜３種の盛り合わせ。なかでもシェフのこだわりが、ほろりとやわらかくなるまで牛すじを炊き、赤味噌でコクを加えた「自家製牛すじの煮込み」。フレンチのエッセンスが光る冷菜２種は、日替りでのお楽しみ（この日は白身魚のエスカベッシュ、鶏のガランティーヌ）。よく冷えたワインと相性もよく、食欲を心地よく刺激してくれます。

「自家製牛すじの煮込みと本日の前菜２種」（写真は一例）

季節の野菜スープに続く３品目に登場するのは、秋らしい彩りに満ちた「甘鯛鱗焼と黄かぶのファルシー 柚子胡椒の香り」です。京都では「ぐじ」と呼ばれ珍重されている甘鯛を、目の前の鉄板でさっくりと揚げ焼きに。鱗がぱっと花のように開くさまも華やかです。「ファルシー」とは、詰め物をした料理の意味。甘鯛とともに盛り付けた旬の「黄かぶ」に銀杏やきのこを詰め、熱々の銀餡（薄葛餡）をかけていただく趣向です。

「甘鯛鱗焼と黄かぶのファルシー 柚子胡椒の香り」。肉厚でみずみずしい黄かぶのおいしさにも目を見張る（写真は一例）

お待ちかねのメインは「黒毛和牛の希少部位ヒウチの鉄板焼」。ヒウチとは、内モモのさらに奥にある部位で、牛一頭からとれる量はごくわずか。ほどよく締まった赤身にきめ細かなサシがしっかり入り、「サーロインを超えるおいしさ」とうたわれるほど。驚くほどやわらかな肉質、口いっぱいにじゅわっと広がる綺麗なうま味を存分にご堪能ください。

「黒毛和牛の希少部位ヒウチの鉄板焼」と「焼き野菜」（写真は一例）。※仕入れ状況により、ヒウチからイチボに変更となる場合がございます

火打石の形や模様に似ていることから、その名がついたヒウチ。まずはお肉本来の味をお塩で。まろやかな広島・呉産の藻塩をご用意

締めのお食事は、鉄板焼 葵の名物「ガーリックライス」です。具材は、青森県産にんにくと、独自レシピで漬け込んだ伝統のガーリック醤油のみ。これを高温に熱した鉄板でパラリと炒めるのがおいしさの秘密。ヒウチのステーキをのせていただくのもまた美味です。
鉄板焼の醍醐味と、日本料理と洋食の技法が融合して生まれた特別コース。希少部位や秋の実りも楽しめる美食をご満喫ください。

締めの食事となる「ガーリックライス または 御飯」と「赤出汁」「香の物」（写真は一例）

個室も含め、全席カウンター席の店内。シェフとの会話も弾む

シェフの垂井直樹（たるい なおき）さん
日本料理とフレンチ、各分野で長年経験を積んできたベテランシェフ。「ご提供する和牛の目利きと品質には自信があります。今回のメインとなるヒウチは、精緻な火入れのテクニックがうま味を引き出すポイントに。極上のステーキを、シェフたちによるライブ感あふれる調理も併せてお楽しみください」

Photo/ Katsuo Takashima
Text/Noriko Yamaguchi

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2021年11月2日（火）→12月31日（金）
※除外日／貸し切りの場合
【ご提供時間】11：30～14：30（ラストオーダー14：30）
【料金】お一人様8,000円　※税・サービス料込

コース内容
・自家製牛すじの煮込みと本日の前菜２種
・お野菜のスープ
・甘鯛鱗焼と黄かぶのファルシー 柚子胡椒の香り
・ミックスサラダ
・黒毛和牛の希少部位ヒウチの鉄板焼（仕入れ状況によりイチボに変更の場合あり）
・焼き野菜
・ガーリックライス または 御飯
・赤出汁
・香の物
・デザート
・コーヒー または 紅茶

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【ご予約・お問い合わせ】
TEL. 075-361-9225（前日までに要予約）
●受付時間／12：00～20：00
●受付人数／1～10名様
●定休日／不定休

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