【美食百花 特別プラン】 京都老舗料亭のおもてなしを東京で楽しむ、特別ランチコース
東京・日比谷 南禅寺 瓢亭(なんぜんじ ひょうてい)日比谷店
約400年前、京都南禅寺境内の門番所を兼ね、腰掛茶屋としてのれんを掲げたのが始まりとされる「南禅寺 瓢亭」。こちらは、東京でそのおもてなしの心に触れられる貴重な一軒です。今回は、看板である瓢亭玉子を盛り込んだ八寸やうずらと芹(せり)で丁寧に炊いた「うずらがゆ」など、寺を訪れる旅人の体をいたわり、ふるまっていた歴史ある料理を凝縮した特別コースで会員様をお迎えします。同店が長きにわたり受け継いできた味を、じっくりとご堪能ください。
寒い冬に、体を温めるために供されるというお椀。味噌の風味を生かすため、あえて二番出汁を使用するといいます。白味噌は、長い付き合いでその味わいに全幅の信頼を置いている京都の山利商店のもの。やわらかな甘みと香りがふわりと口中に広がります。利休麩(りきゅうふ)やなめこの滑らかな食感とともに。
白味噌のお椀に続いて登場する「八寸」。創業時より、お茶や菓子とともに訪れる人に供していたという名物「瓢亭玉子」がいただけます。ほか、鯛菊花寿司、かます幽庵焼き、白味噌入り厚焼き玉子、栗蜜煮などが美しく配されています。一見シンプルなようで、繊細な職人の手仕事が施された贅沢な味わいです。
器のふたを取ると現れるのは、海老芋の餅粉揚げと蟹肉のあんかけ。まいたけやぎんなん、菊菜など季節の素材に、もぐさ生姜が香ります。いったん炊いた海老芋は、細かく砕いたあられをまとわせて揚げています。カリカリとした衣の香ばしさと食感に、出汁のきいたあんかけの優しいとろみが相まって、ほっとするひと皿です。
「昔は、店の脇でうずらを飼っていて、旅のお客様をおもてなしする料理に使っていたようです」と話すのは、本プランを自ら組み立ててくれた十五代目の高橋義弘(たかはし よしひろ)さん。粥もまた、瓢亭の名物として代々受け継がれている味です。「うずらがゆ」は、細かく刻んだうずらの肉とガラ、京野菜のスープで炊き上げ、芹を加えて作ります。決して華やかではないものの、体にしみるようなうま味で一度味わったら忘れられないと好評。小蕪と辛子なす、じゃこえのきとともにいただきます。
Photo/ Hiroaki Shinohara
Text/ Chinatsu Kimura
〈美食百花 特別プラン〉
【期間】2021年11月2日(火)→12月26日(日)
※除外日/貸し切りの場合
【ご提供時間】ランチ12:00~15:00(ラストオーダー13:30)
【料金】お一人様10,000円 ※税・サービス料込
コース内容
・先付
・向付
・白味噌
・八寸
・炊合
・ご飯
・漬物
・水物
・小菓子
・抹茶
※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【ご予約・お問い合わせ】
TEL. 03-6811-2303(前日までに要予約)
●受付時間/10:30~20:00
●受付人数/1~8名様
●定休日/月曜(祝日の場合翌火曜日)
※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員」である旨をお伝えください。
※お支払いの際はタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセルのご連絡は4日前までにお願い申しあげます。それ以降はキャンセル料が発生いたします。
※諸事情により、内容や営業時間が予告なく変更となる場合がございます。最新の情報につきましては、お電話にてご確認いただきますようお願い申しあげます。
南禅寺 瓢亭(なんぜんじ ひょうてい)日比谷店
TEL. 03-6811-2303(前日までに要予約)
東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階
http://hyotei.co.jp/tokyo/
掲載日/2021.10.18
※表示価格は税・サービス料込です。