【美食百花 特別プラン】冬の京の味覚をふんだんに盛り込んだ特別会席を貴重な器と贅沢な空間で優雅に堪能するひととき
京都・高台寺 高台寺 十牛庵(じゅうぎゅうあん)
2017年に開業した「高台寺 十牛庵」は、国内外でレストランやホテルを展開する「ひらまつ」の料亭です。実際に同じ敷地内の隣にはフランス料理を提供する「レストランひらまつ」もあり、厨房が繋がっているという珍しい形の店舗です。実際それぞれの調理法を学ぶなど交流も盛んで、新しい発想の料理が生まれることも多いと亭主・料理長の藤原誠(ふじわら・まこと)さんは話します。元は別荘として使われていた「十牛庵」。門をくぐれば、玄関へと続く石畳の階段。数寄屋造りの邸宅に迎えられます。1階には中庭を望むカウンター席や個室、2階西向きの部屋からは東山を象徴する「八坂の塔」も眺められます。色づく木々や庭を通る風、四季の移ろいを感じられる風情のある空間です。
今回はお昼の会席の始まりに、乾杯のお飲み物が付いた特別コースをご用意して皆様をお迎えいたします。向附は、明末期のものという古染付に盛られた中トロと鯛。トロの上に添えてあるのは、土佐醤油で味付けた湿り海苔。こちらを一緒に味わう趣向です。
焼物が盛られた器は尾形乾山。こうした希少な器がさらりと登場するのもこの店ならではの贅沢です。ふわりと火入れした甘鯛と炙ったカラスミ。日本酒と合わせたい一品です。
お椀は炭火で炙ったとろける食感のとらふぐの白子と、香ばしく揚げたくわい餅、金時にんじんなどを、かぶでみぞれ仕立てに。芯から冷える寒い京の冬だからこそ、みぞれ仕立てにして温かく……そんな心遣いも沁み入ります。
以前は土鍋ご飯だった締めのご飯は、この時世を汲んで一人ずつの丼仕立てに。今回は松阪牛のステーキがのった贅沢な丼でクライマックスへ。旬の味覚を存分に味わえる料理はもとより、器に庭、室内に飾られた軸や絵画などもすべてが貴重な品々です。非日常的な空間で、五感を刺激される、そんな特別な時を過ごせます。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Ayako Miyoshi
〈美食百花 特別プラン〉
【期間】2021年1月16日(土)→2月21日(日)
【ご提供時間】昼の部11:30~15:30(12:30ラストオーダー)
【料金】お一人様 16,500円 ※税・サービス料込
コース内容
・乾杯のお飲み物(日本酒、ビール、ソフトドリンク)
・先付
・向附
・お椀
・焼物
・お凌ぎ
・焚き合せ
・香の物
・ご飯
・止椀
・菓子
・一服
※食材の入荷状況等により、メニュー内容が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【ご予約・お問い合わせ】
TEL.075-533-6060(3日前までに要予約)
●受付開始日/12月27日(日)
●受付時間/10:00~22:30
●受付人数/1~20名様
●定休日/月曜日(祝日の場合は営業)
※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員」である旨をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセルのご連絡は前日までにお願い申しあげます。それ以降はキャンセル料が発生いたします。
※諸事情により、内容が予告なく変更となる場合がございます。最新の情報につきましては、お電話にてご確認いただきますようお願い申しあげます。
※庭園を望むカウンター席でのご案内。ご希望の場合は個室でご用意いたしますので、予約時にお問い合わせください。
掲載日/2020.12.18
※表示価格は税(10%)・サービス料込です。
消費税率の変更により価格が変わる場合がございます。