烏丸駅からのアクセスも良い店は京町家を生かした風情ある佇まい

イタリア・フィレンツェに本店を構える「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のショップに併設するリストランテ。“医食同源”をテーマに京都の地場野菜をたっぷり使った、体の中から健康になれるイタリア料理が好評です。今回は、通常ディナー限定でご提供する「牛頬肉のブラッサート」と牛肉のステーキをメインディッシュにした特別コースをご用意しました。

特別コースは前菜やメインなど全7品とカフェをご用意

前菜の1皿は、名物メニューの「25種類の野菜とハーブのサラダ」。京都・上賀茂、太秦、京丹後などで穫れる旬の地場野菜やハーブがふんだんに使われています。「ゆで時間や塩加減はその時々の野菜の状態によって微妙に変えています」と千歳信也（せんざい・しんや）シェフ。酸味が穏やかでほのかな甘みがあるホワイトバルサミコを用いたビネグレットソースがそれぞれの野菜の個性を引き立てます。

名物メニュー「25種類の野菜とハーブのサラダ」、野菜の内容は日によって替わる

メインには、テラコッタ（焼物）の街・インプルネータで陶器を焼く窯の残り火で作られていたというフィレンツェの郷土料理「ブラッサート」を洗練されたスタイルでご用意。牛頬肉をトスカーナ州の上質な赤ワインや香味野菜で柔らかく煮込み、ソースは漉してさらに煮詰め、うま味を凝縮させています。もうひと品は、西京漬けをイメージして白味噌とマルサラ酒で軽くマリネし、風味を付けた牛肉のステーキ。この日は酸味が強いグラニースミス（りんご）と和辛子で作ったモスタルダ（果物や野菜のシロップ煮にマスタードエッセンスを加えたもの）を添えて。噛むほどに味わいを増す赤身と爽やかな酸味がよく合います。

ほろりと柔らかな牛頬肉の煮込みと牛肉のステーキのダブルメイン（一例）

自家製フォカッチャもオープン以来の人気メニュー。独特の丸い形に焼き上げ、焼いた玉ねぎをのせて供します。外はカリッと香ばしく、中は牛乳を使ったしっとり甘みのある生地。玉ねぎの風味が生地の中までしっかりと浸透しています。

オリーブオイルを付けていただく自家製フォカッチャ

天井に組子障子をあしらい、白い壁と木の温もりを生かした店内は、京都らしさとイタリアの趣きがほどよくマッチした空間。オープンキッチンの活気あふれるカウンターもあり、お一人様でも心地よく過ごせます。

落ち着いた空間にカウンター６席、テーブル16席

シェフ　千歳信也（せんざい・しんや）さん
「店名のティサネリーアとは、“ハーブを食する館”という意味があります。京都産を中心に季節の野菜をたっぷり使い、フィレンツェの要素を取り入れたランチコースをご用意しました。春は山菜やタケノコ、豆類などもおいしくなりますよ」

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2020年4月1日（水）→5月31日（日）
【ご提供時間】ランチ11：00～15：00（ラストオーダー14：00）、土・日・祝休日は〈１部〉11：00～13：00、〈２部〉13：30～15：30の２部制
【料金】お一人様6,000円　※税・サービス料込

コース内容
・小さな前菜
・前菜２品
・季節のパスタ
・メイン
・自家製フォカッチャ
・ドルチェ
・カフェ

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【ご予約・お問い合わせ】
TEL. 075-254-8692（前日までに要予約）
●受付時間／11：00～22：00
●受付人数／1～8名様
●定休日／月曜日（祝日の場合は翌日）

※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員」である旨をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
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※小学生未満のお客様はご遠慮いただいております。