今出川通りから少し南に入った場所に位置する店の目印はイタリア国旗

北イタリアで修業したオーナーシェフの那須昇さんが作る力強い料理が好評のリストランテ「カーサビアンカ」。イタリアの伝統的な地方料理にシェフ独自のアレンジを加えた品々は、当プランのために構成したオリジナルです。

料理 5 品にデザート、自家製パン、食後のお飲み物を盛り込んだ美食百花特別メニュー

前菜は、リグーリア州ジェノヴァのクラシックな魚介のサラダ「カッポン・マーグロ」をアレンジ。パセリ、オリーブオイル、ビネガー、ゆで卵の黄身、ビネガーにひたしたパンなどをペースト状にしたソースと魚介、野菜を重ねた素朴な料理だそう。「今回はコースの前菜ですので、繊細な盛り付けにしています」とシェフ。

春めいた彩りを意識した「ジェノヴァ風海の幸サラダ」

ラツィオ州ローマの卵とじのスープ「ストラッチャテーラ」に、仔牛のパテを包んだエミリア・ロマーニャ州ボローニャのリング状のパスタ「トルテッリーニ」を浮かべた 1品。肉と香味野菜からとったブロードの滋味を生かしたシンプルなスープとパスタのぷりぷりとした食感が楽しめます。

ローマのスープとボローニャのパスタを合わせた「ストラッチャテーラに浮かべたトルテッリーニ」

自家製のタヤリン(細麺)を使ったパスタ料理は、ピエモンテ州の郷土料理「アル・リモーネ・タヤリン」を春らしくアレンジ。絞ったレモンとパルミジャーノに合わせるバターをヨーグルトに代えることで軽やかな味わいにしています。

テーブルにレモンの香りが漂う「タヤリンのレモンクリームソース」

店の人気メニューのひとつ、アラカルトでのみ提供している「仔牛のミラノ風カツレツ」。通常は仔牛の肉を叩いて伸ばしますが、今回は牛フィレ肉を使い、叩かずふんわりとボリューム感のある 1 皿に仕上げます。

香ばしい風味の「牛フィレ肉のミラノ風カツレツ ルッコラと生ハム添え」

温かい前菜は、リードヴォー(仔牛の胸腺)とアーティチョークのフリットにレンズ豆とバルサミコのソースを添えたピエモンテ州の郷土料理。デザートには、ヴァッレ・ダオスタ自治州の「ジェラートコンカフェヴァルドスターノ」が登場。現地の木製容器「グロッラ」から、レモンピールやグラッパ入り(ノンアルコールもご用意)のエスプレッソをバニラジェラートに注いでいただきます。築 100 年を超える米蔵を生かしたクラシカルな空間で、イタリア各地を旅するようなひとときをお楽しみください。

天井の梁や柱にも歴史を感じる落ち着いた空間

気軽に利用できるカウンターも 4 席（ご希望の場合は予約時にお知らせください）

オープンキッチンから調理シーンが見られるのも楽しい。右がオーナーシェフの那須昇さん、左が息子の嵩之（たかゆき）さん

オーナーシェフ　那須昇(なす・のぼる)さん
力強くしっかりと主張のある北イタリアの郷土料理に魅力を感じ、ピエモンテやトスカーナで研さんを積む。帰国後、1995 年「カーサビアンカ」をオープン。「このプランでしか味わえないメニューばかりをご用意しました。各地方の個性あふれる郷土の味をお楽しみください」

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

〈美食百花 特別プラン〉

【開催期間】2019 年 4 月 2 日（火）→5 月 31 日（金）
※除外日／5月7日（火）→16日（木）
【ご提供時間】12:00～14:00（ラストオーダー）
【料金】7,000 円　※税・サービス料込

メニュー

・ジェノヴァ風海の幸サラダ
・リードヴォーとアーティチョークのフリット バルサミコ風味
・ストラッチャテーラに浮かべたトルテッリーニ
・タヤリン(自家製手打ち細麺)のレモンクリームソース
・牛フィレ肉のミラノ風カツレツ ルッコラと生ハム添え
・ジェラートコンカフェヴァルドスターノ
・食後のお飲み物
・自家製パン

※食材の入荷状況などにより、メニュー内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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