『メンズクラブ』大槻編集長おすすめ伝統的な四川料理の真髄をコース料理でたっぷりと味わう
東京・六本木 老四川 飄香小院(ラオシセン ピャオシャンショウイン)
「飄香は伝統的な四川料理が味わえる名店。おすすめは汁なしタンタン麺。今まで食べていたものとは明らかに違う本格的な味をコース料理で楽しめます」(大槻編集長)
本店のある麻布十番からほど近い六本木に2018年9月13日、「老四川 飄香小院」がオープンしました。オーナーシェフは、伝統的な四川料理を伝える松雲一門から“継承人”の称号を授かる井桁(いげた)良樹さん。日本では“麻・辣(まー・らー)”といったスパイシーなイメージが強い四川料理ですが、優しい味の炒め物や濃厚な煮込みなど、まだなじみのない料理がたくさん。そんな四川の知られざる伝統料理を存分に味わうことができます。
魚料理は「大海老のサクサク揚げ唐辛子ピクルスソース」。ソースは、四川の家庭で作られるもち米を発酵させた爽やかな甘みとうま味のある調味料に、発酵させた唐辛子、九条ねぎ、中国セロリを刻んで加えたもの。米粉の衣をつけ、高温で軽やかに揚げた大海老との相性も抜群です。
コースの締めは「ひと口タンタン麺」。麺の下に沈むのは、香辛料などを煮詰めたしょうゆに、胡麻、黒酢、菜種油、花椒(ホワジャオ)、芽菜(ヤーツァイ)、にんにく、ねぎなどを、香りが飛ばないように直前に合わせたタレ。香ばしいピーナツや松の実、カリカリに炒めた豚と牛肉の甘み、ラー油の辛みも合わさり、複雑なおいしさです。
店内には、景徳鎮の素焼きの壺、井桁シェフが現地で買い付けた絵画や家具などの調度品が配置。さらに食器類も景徳鎮のものや1970年代の四川の様式をイメージして日本で染め付けるなど、随所にこだわりが光ります。上質な空間で、四川で仕入れた香辛料や手作りの調味料が輪郭を際立たせる、バラエティー豊かな四川料理の奥深さをゆっくりとご堪能ください。
千葉の「知味斎(ちみさい)」などを経て渡中。上海や成都の街場の中国料理店やホテル内レストランで修業して帰国。2005年、代々木上原に「飄香」を開店し、2012年に麻布十番へ移転。現在も断続的に成都に渡り、修業を続けている。「六本木では四川の伝統料理に特化し、本物の味を伝えていきたいと思っています」
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Yuko Kubota
〈おすすめコース〉
前菜6種、スープ、炒め物、煮込み料理、ひと口タンタン麺、デザートなど全9品
※食材の入荷状況等により、メニューが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
〈カード会員様特典〉
ランチコースをご予約の方に、食前酒またはソフトドリンクをサービス◆特典期間
2018年12月1日(土)→2019年1月31日(木)
【営業時間】
ランチ11:00~14:30(ラストオーダー)
ディナー17:00~21:30(ラストオーダー)
※お支払は、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセルのご連絡は前日までにお願い申しあげます。それ以降はキャンセル料が発生いたします。
推薦者
大槻 篤(おおつき・あつし)さん
35歳の大人の男に似合う上品なおしゃれを知識とともに追究する男性ファッション誌。1954年創刊。毎月25日発売
https://www.hearst.co.jp/brands/mensclub
老四川 飄香小院(ラオシセン ピャオシャンショウイン)
TEL. 03-6804-2848(前日までに要予約)/受付時間10:00~21:30 受付人数/2名様~ 定休日/火曜日
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク5階
http://www.piao-xiang.com/
掲載日/2018.11.19
※表示価格は税(8%)・サービス料込です。
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