『STORY』爲田編集長おすすめ伝統ある洋食店の人気メニューを気軽に味わう
東京・大手町 芳味亭(ほうみてい) 大手町ホトリア店
「洋食の激戦区・人形町の中でも指折りの名店『芳味亭』の味が、東京駅近くで気軽にいただけます。どれだけ手間をかけて作られたんだろうと想像してしまうデミグラスソースの深いコクや、口の中で噛み始めたとたんに溶けてなくなるほど柔らかいお肉に感激するはず。どれもおいしくて迷ってしまいますが、ビーフスチューやハヤシライスはぜひ」(爲田編集長)
人形町の「芳味亭」は昭和8年創業。初代シェフの味を守り続ける名店です。そんな「芳味亭」の初の支店が2017年、大手町ホトリアの「よいまち」エリアにオープンしました。おすすめは、昼夜とも提供している「芳味亭セット」。メイン料理は、ビーフスチュー&ミニハンバーグステーキ、カットビフテキ、黒毛和牛入りハヤシライス、スズキのムニエルの4種類から選べます。
なんといっても名物料理は「ビーフスチュー」。使用するのはA4ランク以上の黒毛和牛のバラ肉(アバラ骨の周辺部分)。熟成の頃合いを見てベストな状態で届きます。「バラ肉は表面を焼いて1日じっくりとブイヨンで煮込み、いったんうま味を出します。そのまま置き、冷める過程で再度、肉に旨みを入れる。それにデミグラスソースをかけて仕上げます」と店長の相馬剣さん。このデミグラスソースも、バラ肉を下ごしらえするときに出るスジ肉、玉ねぎやニンジンなどの野菜を丸4日間煮込んだもの。コクのある濃厚なうま味が広がります。
ビフテキは、ビーフスチューを作るときに出る横隔膜(ハラミ)をシンプルに焼き上げます(数量限定)。黒毛和牛の甘みとジューシーな肉汁が醤油やみりんで仕上げたソースとよく合います。江戸菜(えどな)やニンジンのソテー、マッシュポテトなど、付け合わせの野菜も洋食店らしい丁寧な仕立て。江戸菜は小松菜を品種改良したもので、苦みが少なく、シャキッとした食感が楽しめます。
ハヤシライスももちろんデミグラスソースがベースですが、ビーフスチューとは異なる味わい。トマトケチャップを加えるため、なめらかな味のなかにも酸味が利いており、デミグラスソースの別の表情を楽しむことができます。さらに、黒毛和牛のバラ肉も入っているという贅沢さ。こちらも人気のひと皿です。
「これほど仕込みに手間と時間をかける店もなかなかないと言われます」と話す相馬さん。素材にこだわり、一品一品を丁寧に作り、揺るぎのないおいしさを生み出す。“ぶれない味”を作り続けることこそが「芳味亭」の真髄ともいえるものなのでしょう。すでにリピーターの多い人気店となっているのも納得です。
フレンチや洋食の世界で30年以上の経験を持つベテラン。「『芳味亭』の料理は、古き良きクラシック・フレンチともいえると思います。特に『芳味亭セット』はお値打ちの内容。A4ランク以上の牛肉など、素材にもこだわった洋食をゆっくりとお楽しみください」
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Yuko Kubota
〈おすすめコース〉
芳味亭セット2,500円 ※税・サービス料込
・メイン料理 ・ローストチキンサラダ ・スープ ・ライス ・コーヒー
※食材の入荷状況等により、メニューが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
〈カード会員様特典〉
「芳味亭セット」をご予約の方に、食前酒またはソフトドリンクを1杯サービス◆特典期間
2018年6月1日(金)→7月31日(火)
※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員である旨」をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
推薦者
爲田 敬(ためだ・たかし)さん
https://storyweb.jp/
芳味亭(ほうみてい) 大手町ホトリア店
TEL.03-5208-1500(前日までに要予約/受付時間11:00~22:00)
東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル地下1階
http://houmitei.com/
掲載日/2018.5.18
※表示価格は税(8%)・サービス料込です。
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