【美食百花 特別プラン】お料理と器の解説付き! 旬の鱧料理を満喫する懐石料理
東京・神楽坂 懐石 小室
茶懐石の流れをくむ格調高い日本料理が評価され、「ミシュランガイド東京2018」の二つ星を獲得している「懐石 小室」。2018年2月15日に移転リニューアルしたばかりのお店は、閑静な住宅街の坂道に立つ、看板のない一軒家です。
端正な懐石料理には四季折々の魅力がありますが、鱧が旬を迎える夏は特に好評。毎年6月〜9月上旬は、早くから予約でいっぱいです。それは店主の小室光博さんが扱う鱧が、特別なものだから。小室さんいわく、「当店の鱧は、瀬戸内海の限られた水域だけで獲れる鱧です。皮のぬめりを取ろうとして洗うと、きれいな脂が出るんですよ」。
そこで今回は、予約困難な鱧のシーズンに「懐石 小室」の魅力をお楽しみいただけるよう、6月6日・7日の2日間限定で、会員様のために特別にお席をご用意しました。当日は、32,000円相当の懐石料理を、特別価格の28,000円でお楽しみになれます。特別懐石で最初に登場する鱧料理は、「鱧のお椀」です。香り豊かな吸地は、細胞に染み入るような滋味深さ。ふんわりとした柔らかな牡丹鱧にお箸を入れれば、上質な鱧の旨みが吸地に広がり、ひと口ごとに滋味が増します。
口替として登場する「鱧の棒寿司」は、醤油ベースのすっきりしたタレを塗って焼いた鱧の棒寿司。小室さんが使う鱧は、もともと鱧自体に甘みがあるため、タレは甘くしていないのだとか。
棒寿司が盛られたお皿は、京焼の有名作家・澤村陶哉作。器好きとして知られる小室さんは、素材に対する思いと同等の強さの思い入れを注ぎ、季節と料理に合わせて器を取り合わせているそうです。焼物は「須田菁華」と「澤村陶哉」の作品が中心で、鍋などは「雲井窯中川一辺陶」、塗り物は京塗りの古美術商や輪島の漆器店に注文したものが多いそう。今回の特別懐石には、小室さんによる器の解説も含まれていますので、どうぞお楽しみください。
鱧料理の3品目は、鱧の焼霜造り。おろした鱧を湯霜にして半分程度まで火を通し、皮目だけ炭で香ばしく焼いたお造りです。小室さんによると、焼霜造りは、脂と旨みがある鱧ならではのおいしさが生きる調理法とのこと。塩とスダチ、ワサビを付けて、鱧の脂の豊かなコクと旨みをお楽しみください。
お店は2月15日に移転し、リニューアルしたばかり。閑静な住宅街の坂道の途中に立つ一軒家は、看板がなく、知らない人には懐石料理店とはわからないような、さりげない佇まいです。モダンな数寄屋造りの空間で、旬の鱧の旨みを堪能してはいかがでしょうか。
これぞ!という本物の食材を見つけ、その持ち味がいちばん光るように料理しております。食材と同じように、器も真剣に吟味して選んだものを取り合わせ、季節の移ろいとともに入れ替えております。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Megumi Komatsu
〈美食百花 特別プラン〉
【開催日】2018年6月6日(水)・6月7日(木)
【時間】昼 12:00(一斉開始)〜14:00(終了予定)、夜 18:00(一斉開始)〜20:30(終了予定)
【料金】28,000円 ※税・サービス料込
【人数】各回10名様(カウンター席)
メニュー
・先付 ・前菜 ・お椀 ・口替 ・お造り ・焼き物 ・煮物 ・食事 ・水菓子
※鱧の棒寿司はお椀の前か後に。合間に小さなお料理もお出しします。
※食材の入荷状況等により、メニューが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【ご予約・お問い合わせ】
TEL.03-3235-3332(満席になり次第終了)
●受付開始日/4月27日(金)
※4月29日(日)→5月8日(火)は休
●受付時間/15:30〜17:30
●受付/1名様〜10名様
●定休日/日曜、祝日
※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員である旨」をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセルのご連絡は2日前までにお願い申しあげます。それ以降はキャンセル料が発生いたします。
掲載日/2018.4.18
※表示価格は税(8%)・サービス料込です。
消費税の変更により価格が変わる場合がございます。