【美食百花 特別プラン】端正な京料理の名店で店主の解説付きの春の特別ランチコースを
京都・五条 ごだん宮ざわ
2014年にオープンし、ミシュランの星を獲得している「ごだん宮ざわ」。カウンターに立つ店主・宮澤政人さんは、京都の老舗料亭や茶懐石の出張料理などで腕を磨いた気鋭の料理人です。お客様の目の前で所作も美しく生み出す料理は、素材の輪郭がくっきりと。シンプルでいて強く心を揺さぶります。
今回は、名物メニューの「焼き胡麻豆腐」や「飯蒸し」(通常は夜のコースで提供)のほか、本ミル貝や山菜、ホタルイカなど春の食材を盛り込んだ特別仕立てのランチコースを4日間限定でご用意しました。
椀物は、大正から昭和にかけて作られた有職椀(ゆうそくわん)にて「若竹煮ハマグリ椀」。モダンな花模様は着物のデザインに用いられたものだそう。コリッと小気味よい歯触りのたけのこに磯の香りみずみずしいわかめ、肉厚でジューシーなハマグリを合わせています。口の中にふっと広がる木の芽の香り、繊細な出汁の味わいにうっとり。
名物メニューの「焼き胡麻豆腐」は立杭焼の作家・永井健氏の器に盛り付けて。なめらかなゴマ豆腐を焼くことで、お餅のような弾力のある食感に。ハチミツや昆布出汁、塩、酒で味を調えた濃厚なゴマクリームをたっぷり添え、さらに磨きゴマを惜しげもなく振りかけます。香ばしさ弾けるゴマの香りと風味が堪能できる、忘れられないひと品です。
活け締めのボラの卵を用い、毎年11月~12月に1年分仕込む自家製カラスミをのせた「飯蒸し」。まず、その大きさと透明感のあるオレンジ色の美しさに目を奪われます。軽く塩味を付けて蒸したもち米の粒にしっとり柔らかなカラスミが絡み、バランスも絶妙。中国の明時代の南京赤絵の器がその彩りを引き立てます。
店内の設計は、宮澤さん自らが手がけました。黒部杉と御所のふすま紙を組み合わせた網代(あじろ)天井や聚楽(じゅらく)壁、栗の木のカウンター。床には信楽の陶板をあしらうなど、和の美を追求しながらもモダンなニュアンスを感じさせる唯一無二の宮澤ワールドで迎えます。心地よい空間で和気あいあいと美食とお話を楽しむひととき、この機会にぜひご体験ください。
料理と器の相性、掛け軸やしつらえなどについてもお話しさせていただきます。日本料理をより深く知っていただくきっかけになればうれしいですね。春の味覚を取り入れた献立で豊かな時間をお過ごしください。
Photo/ Makoto Ito
Text/ Sawako Yamada
〈美食百花 特別プラン〉
【開催日】2018年4月19日(木)・20日(金)・23日(月)・26日(木)
【時間】12:00(一斉開始)~14:00頃(終了予定)
【人数】各日9名様(カウンター席)
【ご優待】15,000円 ※税・サービス料込
メニュー
・先付
・お椀
・お造り
・焼物
・焼き胡麻豆腐
・進肴
・揚物
・飯蒸し
・炊き合わせ
・ご飯
・香の物
・赤出汁
・お菓子
・お抹茶
※食材の入荷状況等により、メニューが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
【ご予約・お問い合わせ】
TEL.075-708-6364(満席になり次第終了)
●受付期間/2018年3月27日(火)→4月10日(火)
●受付時間/9:00~22:00
●受付/1名様~9名様
●最少催行人数/1名様~
●定休日/水曜日
※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員である旨」をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセルのご連絡は3日前までにお願い申しあげます。それ以降はキャンセル料が発生いたします。
※受付期間中にお申し込みください。
掲載日/2018.3.19
※表示価格は税(8%)・サービス料込です。
消費税の変更により価格が変わる場合がございます。