「いっけんカジュアルな雰囲気なのですが、お料理やサービスからは特別な日にも利用できる“ハレ”の空気も感じられ、新しいレストランシーンを予感させるお店です」と、とっておきのお気に入りレストランを紹介してくれた渡辺麻紀さん。代々木上原駅から徒歩約3分。「Gris（グリ）」は、一流の料理を気取らない雰囲気で食べたいという、今の時代の流れを代表する人気レストランです。

2016年より厨房を仕切るのは、フレンチのテクニックをベースとしながらも、和食やイタリアンなどさまざまなジャンルの厨房で働いてきた鳥羽周作さん。自由な発想から洗練されたひと皿を生み、話題を呼んでいます。そして、渡辺さんが料理と同じくらい注目しているのが、ソムリエの外山博之さんが提案する、 “ノンアルコール”のドリンクペアリングです。

「外山さんにドリンクの作り方を伺うと、まるで化学実験のよう。まずは生や乾燥したフルーツ、スパイス、スモーク用の木のチップなどを、コントレックス（超硬水のミネラルウォーター）で抽出。そうしてできた複数のエキスを、スモーキーな香りやカラメルなどの苦みと絶妙にブレンドして、まるでワインのように大人の味わいがするノンアルコールドリンクを作っているのです」

例えばある日の前菜は、茨城県で加工されているノルウェー産の鯖（さば）の干物が主役。45年間継ぎ足し、56種類もの酵母が生きる漬け汁に鯖を漬けたのち、30分ほど文化干しにして作られています。

ソテーした鯖の干物にのせたのは、ドライトマトを水出ししたスープとホワイトバルサミコ酢でのばした「とろろ」。これらを食感の良い大麦やみょうが、からし菜、ナスタチウムの葉を薬味のようにしていただくという、現代版の麦とろです。

「ここで外山さんが提案するのが、グレープフルーツなどの柑橘の皮やりんごから抽出した複数のエキスを、ホワイトバルサミコ、岩塩などで調えた1杯。鯖のお料理と一緒に味わうと、今までにない感動を味わえて、ああ、『グリ』に来てよかった！と改めて思えます」と渡辺さん。

ちなみにグリでは、コースの途中で『ノンアルコールペアリング』から『ワインペアリング』に変更することも可能です。ランチコースで実施されるドリンクペアリングは計4杯。アミューズと前菜をノンアルコール2杯で楽しんだら、肉料理とデザートはお酒2杯でという楽しみ方もできます。

今回、タカシマヤのカード会員様だけに期間限定で、ランチコースとドリンクペアリング（アルコールあり・なし共通）を同時に予約していただいた場合に限り、ディナーコースでのみ食べられる「小さなデザート（アヴァンデセール）」をサービスいたします。

赤いビーツ、おむすび店「まるさんかく」を営む大倉さんが作る3年熟成の梅、フランボワーズ、赤しそ、クリームチーズの風味が何とも誘惑的な、鳥羽シェフ渾身の作。赤い食材の出合いから生まれるバラの花のような高貴な香りが鼻に抜け、思わずうっとりと目を閉じてしまうほどの魅力があります。

Photo/ Yuta Fukitsuka
Text/ Noriko Yokota

〈おすすめメニュー〉

ランチコース　5,346円
・2皿の季節のアミューズ（小さな前菜）　・前菜　・パスタ　・肉料理　・デザート　・コーヒーまたは紅茶

ドリンクペアリング　4,158円
・コース料理に合わせたグラスドリンク4杯

※ともに税・サービス料込

〈カード会員様特典〉

ランチコースとドリンクペアリングをセットでご予約の方に、小さなデザートを1品サービス

◆特典期間
2017年8月19日（土）→2017年9月18日（月・祝）
※ランチは土・日・祝日のみ

※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員である旨」をお伝えください。
※お支払いは、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
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