『美しいキモノ』富川編集長おすすめまた訪れたくなる、居心地のよいモダン・イタリアン
東京・青山 ビス トリス
「きものの師である木村 孝(たか)さんにご紹介いただいて以来、すっかりファンになりました。舌も目も満足させる對馬(つしま)シェフ(上写真右)のお料理は、何度足を運んでも新鮮! ランチもディナーもどちらもおすすめです」(富川編集長)
「ビス トリス」は、2016年にオープンしたばかり。入り口を進むとモダンな空間が広がり、突き当たりには、客席から少しだけのぞけるガラス張りのキッチンがあります。
對馬シェフは、南青山の「リヴァ デリ エトゥルスキ」で18年間務め、トスカーナ出身のイタリア人シェフ、ビットリオ・コッキさんやピエトロ・アンドロソーニさんに師事。トスカーナならではの素材を生かした料理に、對馬シェフが目指すモダンな感性が加わったイタリアンがおいしいと好評です。
ランチでは、シンプルに食べられる1,500円と1,800円のセットのほか、3,000円のコースを出しています。この店の居心地よさを、友人や家族とのおしゃべりとともにゆっくりと堪能できる「前菜」「パスタ」「メイン」「小菓子とコーヒー」がひと皿ひと皿出される3,000円コースが、断然おすすめ。
メインには、シェフお得意の「ポルケッタ」が出されることもしばしば。ポルケッタとは、ハーブやにんにくを刻んだペーストを豚肉で巻いたイタリアの伝統的なロースト・ポークです。對馬シェフのポルケッタは、セージやローズマリーの香りもさることながら、はちみつのまろやかさ、ルッコラの苦み、タプナードの塩気などが合わさった、複雑なおいしさです。
コースには小菓子が付きますが、別料金でデザート・メニューもあります(今回、3,000円コースをご予約のカード会員様に限り、期間限定でデザートをサービスいたします。詳しくは下記をご覧ください)。リラックスできる空間で、パティシエ特製のひと皿を楽しみながら、食後の会話にぜひ花を咲かせてください。
1971年生まれ。南青山「リヴァ デリ エトゥルスキ」の副料理長を務めたのち独立。故郷の青森を中心とした上質な日本食材を、トスカーナの料理スピリットで独自のひと皿に変え、話題をよんでいる。
Photo/ Reiko Masutani
Text/ Noriko Yokota
〈おすすめコース〉
昼 3,000円 ※税・サービス料込・前菜 ・パスタ ・メイン ・小菓子とコーヒー
推薦者
『美しいキモノ』は、きものを着る楽しさがより深まる、きもの専門誌。きものを中心に食・住・美容・旅・文化にまでテーマを広げ、“和”のライフスタイルを提案します。1953年創刊。
https://www.facebook.com/utsukushiikimono
掲載日/ 2017.5.18
※表示価格は税(8%)・サービス料込です。
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