長谷川智永子さんの太鼓判!日本料理のごとく季節を感じる現代的フレンチ・レストラン
東京・広尾 ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー
「2日続けて訪れるときもあるほど、大好きなフレンチ・レストランです」と長谷川さんが紹介してくれたのが、広尾商店街にある「ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー」。常連からは“アニュ”と呼ばれ親しまれています。
長谷川さんがこの時期楽しみにしているのは、パリパリと薄い桜海老のクッキーで、キャビアやクリームチーズを挟んだ「桜海老のクルスティアン」。「アミューズのあとに出される前菜なのですが、塩気と甘みが口の中へじんわり広がって、今日はどんなワインを頼もうかしら? と、とても幸せな気持ちで食事をスタートさせてくれます」と言います。
この日、もうひとつの前菜として出されていたのは、空豆から抽出したエキスです。味覚と嗅覚を研ぎすまし、季節そのものを感じる味わい。アニュで食事をすると、四季を通じて、こうした驚きを体験できます。
「アニュでは、和食以上に季節を感じられるところが大好きです。肉料理となると季節感に乏しいフレンチが多いのですが、アニュは違います。メインディッシュを食べても、ああ、今日この店に来てよかった!と思えるほど、日本の四季の豊かさを心から感じさせてくれるのです」
エグゼクティブ・シェフである下野昌平さん(左)は、六本木「ヴァンサン」や西麻布「ル・ブルギニオン」で古典的な技を磨いたのち、フランスの「トロワグロ」や「タイユヴァン」で修業。タイユヴァンでは肉部門のシェフやソーシエ(肉料理のソース担当)に抜擢されるほどの実力派です。
白いクロスがかかったテーブル席が並ぶ店内は、落ち着いて食事をするのに最適。道路に面した窓側の席は4名用または8名用の個室にもなるので、目的に応じて利用することができます。
Photo/ Yuta Fukitsuka
Text/ Noriko Yokota
〈おすすめメニュー〉
ランチコース「ムニュー・ドゥ・スペシャリテ」7,722円 ※税・サービス料込全6皿
※食材の入荷状況等により、メニューが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
推薦者
はせがわ・ちえこ●和ごころのあるフレンチを得意とし、料理サロン「LES BECS FINS(レベックファン)」では、家庭での再現を最優先した料理を教える。レストランで働いた経験があり。厨房で培ったプロの技は、フードプランナーとして、雑誌や書籍、広告の料理製作でフルに発揮。
http://lbf-tokyo.com/
https://www.instagram.com/chieko_hasegawa_tokyo/
Photo/ KIICHI FUKUDA
ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー
TEL.03-5422-8851(要予約)
東京都渋谷区広尾5-19-4 SR 広尾ビル 1F
https://www.facebook.com/restaurantanu/
掲載日/ 2017.4.18
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