聘珍樓 横濱本店

【美食百花特別プラン】元気を引き出す薬膳料理を専門家の解説付きでこのプランは終了しています

横浜・中華街聘珍樓横濱本店

飲んだあとは体が芯から温まるほど元気を感じる「王妃の壺蒸しスープ」。直接火にかけず、スープと具材を容器に入れて蒸しているので、雑味やにごりがない

「聘珍樓横濱本店」は、創業 130 年以上という長い歴史を誇り、総料理長自らが日本全国の良質な食材を探し求め、ヘルシーな味を作り続けています。

「聘珍樓」で 7 年前にスタートし、現在も告知するとすぐに満席になってしまうという「季節の薬膳セミナー」を、今回特別に、会員様だけの貸切として開催いたします。テーマは、「アンチエイジングと中医美容」。写真は13品目もの高級食材を使った「王妃の壺蒸しスープ」。別々に戻したフカヒレ、なまこなどの具材を、すっぽんや烏骨鶏のスープとともに長時間やさしく蒸し、栄養と旨みをぎゅっと凝縮させたスープです。

薬膳セミナーではまず、国際中医師の大田ゆう子先生が食材の効能を説明し、その後、西崎英行総料理長が腕を振るった薬膳料理のコースを楽しむ

東洋医学では手足が冷えたり胃腸が不調だったり、病気とはいえないまでも、どこか体に不調を感じる状態を“未病”と言います。未病を改善するための食養生が、薬膳料理。「王妃の薬膳昼餐」では、西太后や楊貴妃など、中国の女帝や王妃が健康と美容のために珍重していたとされる食材を使い、未病にさまざまな角度からアプローチするという、贅沢な内容です。

こちらは、アンチエイジングを目指す「鮑と白霊茸の炒め」。殻ごと焼くと身がやわらかくなるというテクニックで、体によいだけではなく、食感が驚くほどソフトで絶妙に火が通されています。

あわびは軽くおどり焼きにしてから氷水で締めると、身がやわらかくなる。そのあと身を磨き、さらに火を通し、ナンプラーのみで味付けをする。山形の白霊茸やくるみとともに

日本全国で食材探しを続ける西崎総料理長が、北海道で出合った熟成鹿肉は、軽くソテーに。和牛赤身肉にも匹敵するほどのおいしさ。大田先生によると、鹿肉は体を温める効能をもつため、漢方では「薬肉」と呼ばれるほど珍重されていると言います。

野菜のドレッシングは、香港でもよく食べられているという「塩レモン」を使った爽やかな味

そのほか、潤いを与えるとされ体のインナードライ対策にぴったりな高知の烏骨鶏の卵の蒸し料理（ソイタン）、腎を強化するとされる黒米の咸粢飯（ハムチーファン）なども。なつめやサンザシ、杏仁などを使った最後のデザートまで薬膳が意識され、おいしさだけではない「聘珍樓」のもうひとつの魅力、「体に響く味わい」を体験することができます。