2カ月分の予約が1日で埋まるほど人気のビストロ「サラマンジェ ドゥ カジノ」。シェフ・梶野卓二さんは「ミクニ」や「ラ・グランターブル・ドゥ・キタムラ」などで経験を積み、2007年に自身の店を構えた。ひと皿に各食材が持つ力強さや魅力が余すところなく盛り付けられており、本場さながらのポーションもこの店の特徴のひとつだ。冬のランチメニューに登場するロールキャベツもボリューム満点の一品。豚と鶏の挽き肉をベーコンでひと巻きし、それをキャベツで包む。そして根菜やトマトなどのブイヨンに、クミンやタイムといったスパイスを加えたスープで煮込んだ風味豊かな味わい。グリルした野菜が何種類も添えられており、食感の違いが感じられるのも楽しい。

季節のキッシュも人気メニューのひとつ。食べ応えのある大きさにカットされた具がぎっしり詰まっており、たっぷりの野菜とともに盛り付けられ、これだけで満腹になりそうなほど。ランチではコース料金＋210円で前菜に選ぶことができる。いろいろなメニューを選び、テーブル内でシェアする人も多いそう。

Photo/ Hiroshi Mamiya
Text/ Yuko Morishita