京の町家で味わう、京野菜をつかった“自然食”イタリアン
京都・烏丸 サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア京都
東洞院通りに面した店は軒行燈を掲げた京町家。入り口には世界最古の薬局と言われるイタリアの「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のショップがあり、リストランテはその奥に。店の片隅には井戸のなごり、白い壁と木のコントラストが印象深く、天井に組子障子、床には石畳と和のテイストを取り入れた空間にはっとする。厨房を預かる小倉竜太シェフが作ってくれたのは京都産のもち豚を使う自家製サルシッチャと春キャベツのパスタ。甘みがあり、もちもちしっとりとした京もち豚のうまみいっぱいのトマトソースと春キャベツのやさしい味わいを合わせたもの。テーブルに運んでから、パルミジャーノとグリュイエルチーズのソースをとろーりと回しかける、その演出も楽しい。
「素材は地産地消を心がけ、野菜は上賀茂などの農家から。畑に出向くと教わることが多く、新しい料理のアイデアが生まれることも」と小倉シェフ。看板メニューの「25種の野菜とハーブを使ったカルパッチョサラダ」もぜひ味わいたい。
Photo/ Satoshi Yasukouchi
Text/ Sawako Yamada
基本情報
記事更新/ 2013.3.18
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