噛むほどに赤身肉の旨さが際立つ、アメリカ流ステーキ
東京・霞が関 ルース クリス ステーキハウス
1965年にニューオリンズで女性が始めた1軒のステーキハウスが評判を呼び、瞬く間に世界的な有名店となった「ルース クリス ステーキハウス」。この店では、アメリカ国内でも2~3%の流通しかないUSDAプライムと呼ばれる最高ランクの牛肉を提供する。牛種は松阪牛や但馬牛などの祖先、ブラックアンガス牛で、最初はグラスフェッド(牧草飼育)、仕上げにトウモロコシを与え、霜降り度をアップさせている。とはいえ、日本人好みのサシ満載ではなく、“赤身肉の旨さ”を残したアメリカ人好みの肉質。嚙めば噛むほど牛肉の甘み、酸味、旨みが際立つ。そんな、口の中での肉の“滞在時間”を楽しむのが、アメリカ流ステーキなのだ。このフルボディの肉を心底味わいたいのなら、ぜひ「ニューヨークストリップ」を注文したい。
「ニューヨークストリップ」はサーロインに近いショートロインと呼ばれる部位で、大筋ながらも酷使されない筋肉のため肉質がやわらかい。980℃の直火ブロイラーで焼き上げられた肉は、260℃に熱せられたプレートに載って登場! てっぺんのバターが溶け、プレートの上でおいしそうに弾ける様子を見れば、食欲は全開だ。
Photo/ Kohei Nakamoto
Text/ Noriko Yokota
基本情報
記事更新/ 2012.1.18
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