ゆったりとくつろげる大人のレストランバー。大阪のレストランで修業したシェフの長谷川秀吉さんが、1991年にオープン。2007年にこの地へ移転した。「食材選びから調理、盛り付けにまでこだわり、“おいしい”を限りなく追求し、その先に待っているお客様の笑顔に会いたい」と語る長谷川さん。店内にはフランスをはじめ約300種類のワインがそろい、ワインに合うアラカルトが充実している。締めに人気なのが名物「オムライス」だ。ビーフライスの上に卵がのっていて、自家製デミグラスソースが添えられている。シェフが皿を揺すると、とろとろ卵が瞬く間にライスを包み込む。このパフォーマンスに歓声があがる。

デミグラスソースと卵が混然一体となり、クセになるおいしさだ。多くの常連客が頼むという「ビーフカツサンド」も名物のひとつ。シェフの料理を存分に満喫するなら「おまかせコース」を。その日に仕入れた素材で内容は替わるため、訪れるたびに新たな料理と出会える。

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ HEARST FUJINGAHO