東京湾のパノラマを眼前に、美しい現代風フランス料理を楽しめる「ツキ シュール ラ メール」。９月24日（月・祝）に開催する、山本絵理さんのミニコンサート付き午餐会のお料理は、店内に併設されている寿司カウンター「月下氷人」の謹製ばらちらしを組み込んだ、会員様限定のオリジナルコースです。

ショパンの名曲などをお聴きいただいた後で始まるランチコースの、「謹製ばらちらし」以外のお料理は、日ごろから好評のフランス料理です。東京やパリの名店で研さんを積んだ大久保慶一総料理長の料理は、重たいソースを使わずに素材の持ち味を生かしているため、軽やかな味わい。たとえば前菜の「野菜のみを使用したテリーヌプレッセ」は、つなぎを一切使わず、2日がかりで野菜を圧縮しながら作ったもので、みずみずしい野菜の風味が魅力的なスペシャリテです。付け合わせのトマトファルシは、中にズワイガニのほぐし身を詰めたもの。鮮やかな彩りと、トマトとズワイガニのうま味もお楽しみください。

前菜「野菜のみを使用したテリーヌプレッセ～ズワイガニの小さなトマトファルシを添えて」。テリーヌのレシピは、ミシュラン一つ星の姉妹店「レザンファン ギャテ」と同じ。トマトファルシの中に詰められたズワイガニのほぐし身は、マヨネーズとアボカド、カレーパウダーで味付け。黄色いソースはサフランマヨネーズ

謹製ばらちらしに続いて登場する３品目のメインは、「牛ヒレ肉のロースト キノコのフリカッセ～ポルチーニ茸の香りマデラソース」。ふっくらと焼かれた牛ヒレ肉に添えたソースは、さっぱりとしたパースニップ（西洋人参）のピューレと、クラシックなマデラ酒のソースの２種類です。５種のキノコのソテーと煮て裏ごししたポルチーニ茸と合わせたクリームの香りが濃厚な付け合わせも、メインの牛肉のうま味を引き立てます。

メイン「牛ヒレ肉のロースト キノコのフリカッセ～ポルチーニ茸の香り マデラソース」。牛ヒレ肉は約70g

デザートは、ラム酒が香る熊本産和栗のモンブラン。ヘーゼルナッツをまぶしたアーモンド風味のメレンゲやビスキュイマロンの、サクッとした食感が軽快です。食後にはピアニストの山本絵理さんと、お父様である料理評論家、山本益博さんとの美食トークもお届けします。東京湾の美しい景色と楽しいトークを楽しみながら、優雅な午後を満喫してください。

デザート「モンブランT’SUKIスタイル～ヘーゼルナッツのメレンゲとグラスバニーユ」。キャラメルソースとチョコレートのパウダー添え。デザートの後にはミニャルディーズ（小菓子）もご用意

（左）国際的に活躍するピアニストの山本絵理さん。当日はドホナーニ「コッペリアワルツ」、ショパン「ピアノコンチェルト第１番2楽章」、リスト「愛の夢」、シューマン・リスト「献呈」などを演奏予定。（右）料理評論家の山本益博さん。食後の親子トークショーもお楽しみに。

総料理長　大久保慶一さん
ミシュラン一つ星のフランス料理店「レストラン タテル ヨシノ　 銀座」にてスーシェフとして活躍後、パリの一つ星「ステラマリス」でも研さんを積む。「お肉の火入れは、師匠から受け継いだこだわりを生かして仕上げます」