素材の魅力と 創意あふれる料理を美酒と味わう
東京・日本橋 日本橋 逢坂
日本橋の繁華なエリアから徒歩7分ほど、閑静な一角に店を構える「日本橋 逢坂(おおさか)」。赤羽橋で人気を博した「東麻布 逢坂」の大坂和美さんが2015年にオープンした、日本料理の新店だ。「日本料理の魅力は、繊細さ。包丁の入れ方ひとつとってもさまざまな種類があり、少し違うだけで味がまったく変わります」と話す大坂さん。店内の広々としたカウンター席からは、その丁寧な仕事を余すところなく見ることができる。「おいしいものを、お腹いっぱい召しあがっていただければ」という大坂さんの言葉通り、コースには、「茶碗蒸し」「蓮根饅頭」といった、旬の素材を使った王道の和食から、付き合いの長い精肉店から仕入れるA5ランク牛を使ったすき焼きまでが並ぶ。
また、作り手の顔が見える、小さな蔵元の日本酒を厳選しており、それを目当てに通う美食家も多い。旬の食材をゆるりと味わい、こだわりの食材を使った贅沢な料理と日本酒を堪能する――。そんな至福の時間の締めに出されるのが、「鯛茶漬け」だ。鯛の刺身にゴマダレをかける鯛茶漬けは一見オーソドックスだが、同店の特徴は、タレに細かく砕いたカシューナッツやクルミを加えていること。ゴマの風味に加え、ナッツのほのかな甘みと香ばしさが、鯛の刺身のぷりぷりとした食感を引き立てる。出汁ではなく濃いめの緑茶をかけていただくため、食後の余韻をさっぱりと締めくくってくれるのもうれしいところ。さりげない気遣いを感じる味わいに、心も満たされる一品となっている。折しも、11月~12月は新酒の季節。親しい人との宴席に、あるいは大切な接待の席に、美酒美食を求め、訪れたくなる店だ。
Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa
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日本橋 逢坂
TEL. 03-5695-8126
東京都中央区日本橋小舟町6-16 グリーンビル4階
記事更新/ 2015.11.18
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定休日:日曜、祝日