日本料理の粋とイタリアの技法が奏でるコース
大阪・西天満 ピ・グレコ
2013年4月にオープン。シェフの福本俊輔さんは東京と大阪の「リストランテ・ヒロ」を経て、イタリアへ。ミラノ北部のマントヴァを皮切りにモンツァ、トスカーナなどで計7年経験を積んだ。「渡伊したことで日本の素晴らしさを再発見しました。イタリア料理という文化を通して、日本の良さをお皿の上で表現していきたい」と腕をふるう。毎日、お客様ごとにマダムが手書きするメニューには、白魚、マイタケ、毛ガニ、真ダラの白子、九条ネギなど日本ならではの豊かな旬の幸が並ぶ。しかし、シェフが目指すのは安易なフュージョン料理ではない。湯引きした白子に味を含ませるという和の手法でも、使うのはコンソメ。
隠し味に用いる鮎の魚醤はイタリアの調味料・ガルムと同じ製法で、よりクリアーな味が出せるから。スペシャリテである「熊本桜肉のビステッカ」は噛みしめるほどにしっかりと旨みの濃い馬肉に黒ニンニクのペースト、馬のコンソメソース、モスタルダ(青トマトのマスタード風味シロップ漬け)を添えて楽しませる。前菜3~5種をひと品ずつ順に出すスタイルは味の起伏を大切にする懐石料理を意識しているという。繊細な味わいで紡ぐ品々に心癒されるひとときを過ごしたい。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada
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基本情報
記事更新/ 2013.12.18
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