とれたて野菜の生命力をいかした珠玉のメニュー
横浜・馬車道 ステッラディマーレ
「ステッラ ディ マーレ」とは、イタリア語で海の星、ヒトデの意。その名の通り、地下1階にあるレンガ造りの店内は、まるで深い海のような、落ち着きある雰囲気だ。そこで供されるのは、シェフの袴田恵子さんが腕をふるう、無農薬野菜をふんだんに使ったイタリアン。その野菜のほとんどが、三浦半島に住むシェフの父が作ったもので、その日の朝にとれたてが届く。「新鮮な野菜の生命力を食べてほしいんです。おいしい料理を、お客様の美と力にしていただければ」と語る袴田さん。料理は極力シンプルな味付けにして野菜のうまみを引き立たせており、「季節野菜のスパゲッティ」は、具材にもよるが、基本はオイルベース。
たとえば、キャベツとタケノコを使った季節のスパゲッティでは、アンチョビでコクを、オーガニックのレモンオイルで爽やかな香りを加えるなど、味の輪郭をはっきりとさせる工夫が光る。野菜を使った料理のほか、「脂のとけ方が違う」とほれこんだ岩中豚を使った「岩中豚のロース香草焼き」などのメイン料理や、ピッツァにもファンは多い。野菜をいかした、体も喜ぶ季節の滋味を味わいたい。
Photo/ Kohei Nakamoto
Text/ Ryoko Nakagawa
基本情報
記事更新/ 2013.5.20
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