祇園にある和食割烹、店主自慢の魚料理を堪能
京都・祇園 まる藤
2006年に大和大路通りに暖簾を掲げ、地元客から大きな支持を集めている「まる藤」。店主の藤田悟志さんは京都・御池の割烹で腕を磨いたのち、店をオープンする前の約1年間、中央卸売市場の鮮魚店で働いた経験をもつ。「和食の醍醐味はやはり魚だと思います。市場で魚の目利きを学んだことが、今生かされていますね」と柔和な笑顔を見せる。お品書きを開くとお造りから蒸し物、煮物、揚げ物、焼物、ご飯にいたるまで、旬の魚介がそろい踏み。あれもこれも・・・・・・と、迷うのもまた楽しい。そんななかで、年間通じて人気があるのが、おひとり様から味わえる鍋料理。おきまりのコースのなかにも必ず組み込まれている。早春ならではのメニュー、「若竹鍋」はみずみずしい筍の食感が楽しく、ぷっくりジューシーなハマグリの旨みが存分に味わえる逸品。
ハマグリは千葉産や熊本産。筍は2月の九州、徳島産から京都産まで、その時期によって多彩な産地のものを仕入れている。ほかにも冬限定の「カキみぞれ鍋」や「ぶり揚げ煮みぞれ鍋」、素焼きしたハタハタをそのダシで炊く定番の「ハタハタ鍋」などもおすすめ。
Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada
基本情報
記事更新/ 2012.1.18
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