神戸・三宮、“大人の遊食空間”をコンセプトに、2005年にオープンした「神戸デュシャン」。昼は気軽なセットメニューを、夜はワインなどお酒とともに楽しめるア・ラ・カルトやコースを豊富に用意して迎える。フレンチ出身のシェフが手がけるのは、昔ながらの定番に新しい感覚を取り入れた洋食メニュー。中でも、いちばんの人気を誇るのが「名物 煮込みハンバーグ シチュー仕立て」。手ごねハンバーグには、脂肪が少なく繊細な肉質とコクのある赤身で知られる淡路島産の牛肉と国産豚肉の合挽きミンチ、淡路島産のタマネギを使用。タマネギ、ニンジン、セロリ、牛スネ肉などとともに時間をかけてじっくり仕込んだ自慢のデミグラスソースで煮込み、シチュー仕立てで供する。

付け合わせには、キタアカリなどデミグラスと相性のよい根菜類を含む季節の野菜がたっぷり。ナイフを入れるとあふれんばかりの肉汁、タマネギの甘みを生かした ふんわりやわらかなハンバーグにコクのあるソースが溶け合い、食欲をそそる。フォアグラをのせて焼いたロッシーニ風、トリュフバターをのせてマデラソースで仕上げたもの、ラクレットチーズをあしらったものや季節限定メニューなど全6種。バラエティー豊かなハンバーグが味わえるのも魅力だ。

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada