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素材の旨さを存分に引き出す江戸前の技 このプランは終了しています

東京・二子玉川  鮨 逸喜優(すし いっきゅう)

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店主の荻原龍也さんがこの地にお店を構えたのは1991年。荻原さんの飾らない人柄と、江戸前の伝統を守る丁寧な仕事が評判で、多くの常連客に愛されている名店だ。素材は天然ものにこだわり、毎朝、築地や川崎の市場に足を運び、とびきりを仕入れている。「一年中、どんなネタも食べられる時代ですが、いつ来ても同じネタではつまらないですよね。ですからその時々の旬の素材にこだわっています」と語る荻原さん。旬の素材にひと手間加えるのが江戸前の真髄。鯵、カマス、コハダの酢締め、煮蛤、蒸し鮑……随所に素材の持ち味を引き出す技が光る。特に伊勢の海女さんから直接取り寄せる鮑は、宮中にも献上されるという希少なもの。

酒、醤油、塩でふっくらと蒸した鮑は、優しい味わいで驚くほどやわらかく、噛むと磯の香りが口の中に広がってくる。赤酢と白酢をブレンドし、あっさりと上品に仕上げた酢飯との相性も抜群だ。お好みで食べ進めるのもいいが、ここではおまかせを選びたい。穴子はタレと塩、鯵は酢締めと昆布締めなど、同じ素材も別の楽しみ方で供される。この粋な心意気に気持ちまで満たされていく。

Photo/ Akinori Maekawa
Text/ HEARST FUJINGAHO

〈おすすめメニュー〉

  ~ ランチメニュー ~
・にぎりランチ (小鉢・御椀・甘味付)          2,000円
・ネギトロばらちらし (小鉢・御椀・甘味付)    1,050円

基本情報
東京・二子玉川
鮨 逸喜優(すし いっきゅう)
TEL. 03-3707-1219
東京都世田谷区玉川3-20-5 マノア第1 1階

記事更新/ 2013.7.18
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