みなとみらい線「馬車道」駅から、徒歩約3分。落ち着いた雰囲気の路地に面した入り口を通ると、季節の花を美しく配したしつらいから、右手の暖簾をくぐって店内へ

宮大工が手がけた船底天井の下には、檜の一枚板のカウンター。壁の彫刻画は、仏師の手ほどきを受けた先代が、浮世絵をモチーフに彫った作品。２階には個室もご用意しています

1982年、横浜に創業。江戸前鮨を軸に、繊細な職人技を施した懐石料理を供する人気の一軒です。毎朝、豊富な経験で培われた目利きで鮮度抜群な、旬の素材を仕入れてお客様をもてなすのは、2代目店主の瀬戸大（せと・だい）さん。本プランでは、お造りと握りで通常1万円のディナーコースと同等にグレードアップしたランチをご用意しました。鮮やかな技によって繰り出される粋なお料理を存分にご堪能ください。

毎朝、地元の市場に出かけて自らの目で吟味した素材をご提供しています。この日の焼き物は、太刀魚の塩焼き。ふっくらと繊細な味わいの身に上品な脂のうま味。絶妙な塩加減と焼き目の香ばしさが、旬の食材をしっかりと引き立たせています。かぶの酢漬けとお多福豆を添え、南天の葉が彩りを加えています。

太刀魚の「焼き物」（写真は一例）

続いて登場する「蒸し物」。甘みたっぷりのかぶをくりぬき、内側に粗びきにすることで食感と風味を生かした、京都産の鴨肉のミンチを詰め、昆布と鰹節の出汁でふっくらと蒸しあげました。コクのある鴨の風味が出汁に溶けだした、滋味深い味わいのひと品です。

かぶと鴨肉を使用した「蒸し物」（写真は一例）

本コースの目玉である握り。写真左から、中トロとまぐろの漬け、平貝、車海老、雲丹とイクラの軍艦、店名の焼き印が入った出汁巻き卵。車海老は茹でてうま味を凝縮させ、甘酢に漬けてから握ります。イクラは、旬の時期に自家製の醤油漬けにし、マイナス60℃の冷凍庫で保存することにより、年間を通してベストな味わいを実現。シンプルだからこそ、熟練の職人の繊細なひと手間とセンスが物をいうのが江戸前鮨の醍醐味。内容は日替わりのため、当日のお楽しみです。

日替わりの「握り」（写真は一例）

店主　瀬戸大（せと・だい）さん
銀座の「味作」（現在閉店）で5年間修業を積み、家業を継承し、「鮨 割烹 駒」2代目に就任。「今回は、会員の皆様のために通常はディナーでしかご提供していないお造りなどを組み込んだ、特別なランチをご用意いたしました。ぜひこの機会に、旬の旨さを生かした江戸前鮨をゆっくりとご堪能ください」

Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Chinatsu Kimura

〈美食百花 特別プラン〉

【期間】2021年4月1日（木）→5月31日（月）
【ご提供時間】ランチ11：30～13：00ラストオーダー
【料金】お一人様8,800円　※税・サービス料込

コース内容
・八寸
・お造り
・焼き物
・蒸し物
・握り
・お味噌汁
・アイスクリーム

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【ご予約・お問い合わせ】
TEL. 045-641-9786（2日前までに要予約）
●受付時間／8：00～22：30
●受付人数／2～16名様
●定休日／日曜日・祝日

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