2006年にオープンした「RISTORANTE 美郷」は、“美味しい郷土料理”と“美しい故郷”をコンセプトにしたレストラン。旬の素材を大切に、イタリアの郷土料理にアレンジを加えた美味と豊富なイタリアワインが好評です。多彩なメニューの中でも、毛利亮（もうり・りょう）シェフの自信作は、サンマルツァーノトマトのソースでいただくパスタ。お客様の８割がオーダーするという人気のランチメニュー「コースＢ」でも味わえます。

コースの始まりの１皿は、前菜とサラダの盛り合わせ。ホロホロ鳥の胸肉で生ハムとモッツァレラチーズを巻いたロトリーノ（包み焼き）、エリンギと椎茸をローズマリーやマルサラワインで香り付けしたマリネ、北海道・噴火湾産のホッケとブロッコリーのカルパッチョ、オオモンハタのカルピオーネ（南イタリア風南蛮漬け）、ロシア風サラダなどが彩りよく並びます。

コースのパスタは、２名様以上の場合は２種類を選んで、ハーフポーションずつシェアして楽しむことができます。「自家栽培のサンマルツァーノと小柱とズッキーニのスパゲッティーニ」は、トマトの濃厚な甘みとうま味が引き立ち、ふっくらと甘いズッキーニの食感も楽しい逸品。

「イタリアのマンマのように、生のトマトからソースを作りたいと思ったのがきっかけです」と毛利シェフ。10年前、イタリアから仕入れた種を契約農家の畑に蒔き、自らのイメージに最も合うトマトの種を採取し苗を育てることを繰り返し、“毛利トマト”と呼ばれる理想のトマトを作り上げました。

長粒種で皮が薄く実が肉厚、内部のゼリー質が少なく煮崩れしないサンマルツァーノは、加熱することで甘みや持ち味が引き出されるのでソースに最適。収穫は６月から８月、ハウスから露地ものまで、育つ段階によって味や色の濃淡が生まれるのも面白いそう。シーズン中に収穫したトマトは少量のにんにくや玉ねぎと煮込んでストックしてあり、１年中味わうことができます。

コースのメイン料理は、魚もしくは肉からお好みで。「どちらも食べたい」というご希望があれば、ハーフポーションで２種類をご用意することも可能。この日の魚料理は、「鹿児島県産の青鯛のクスクス添え」。皮目をカリッと焼き、身はふっくらと仕上げた上品な白身魚に、野菜とともにトマトと軽く煮込んだクスクスを添えています。

坪庭の緑が美しい１階には、厨房に面したカウンター４席とテーブル席が20席。２階には５～10名様までご利用いただける個室もあります。街の喧騒を忘れさせる閑静な町家の空間でゆったり過ごすランチのひととき。シェフの熱い思いがギュッと詰まったソースで味わうパスタをぜひお楽しみください。

Photo/ Koichi Higashiya
Text/ Sawako Yamada

〈おすすめメニュー〉

「コースB」2,800円　※税込
・前菜の盛り合わせ
・本日のパスタ　※２名様以上の場合はハーフポーションで２種類をご用意可能
・本日のメイン　※ご希望があれば、ハーフポーションで２種類をご用意可能
・ドルチェの盛り合わせ
・カフェ

※食材の入荷状況等により、メニューが変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

〈カード会員様特典〉

ドリンク（店指定）を１杯サービス
※ランチコース2,800円以上をご予約・ご注文の方に限ります。※１～２名様対象

◆特典期間
2020年８月１日（土）→９月30日（水）

※ご予約の際は「タカシマヤのカード会員」である旨をお伝えください。
※お支払いはタカシマヤのクレジットカードをご利用ください。
※キャンセル料発生期間につきましては、店舗にお問い合わせください。
※諸事情により、内容が予告なく変更になる場合がございます。最新の情報につきましては、お電話にてご確認いただきますようお願い申しあげます。
※未就学児のお客様がご来店の場合は個室にご案内させていただきます。
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