モーニングから会社帰りの人が訪れる夜の時間帯まで、多くの人でにぎわう「果実園 リーベル」。営業時間が7時半～23時というオールデイダイニングでもある同店の大きな特徴は、モーニングのサンドイッチや、ディナータイムのピザにも、カットフルーツが付いていること。「『ここに来れば、一年中、いつでもおいしい果物がリーズナブルに食べられる』とお客様に思っていただきたいというのが、創業時の想い。だから、フード類にもすべてカットフルーツをお出ししています」と話すのは、店長の伊藤桃子さん。同店は、かつて大田市場で働いていたオーナーが1992年にオープン。プロならではの目利きで、食べ頃のフルーツを仕入れて提供している。

メニューは、パンケーキを覆うほどのカットフルーツがのった「季節のフルーツパンケーキ」や、自家製フルーツアイスとともに、スイカやパイナップルなどがこぼれそうなくらい盛り付けられた「果実園フルーツパルフェ」など、どれもボリューム満点。「パパイヤボート」など、果物のおいしさをそのまま楽しめるものや、ケーキ、ジュースなど、バリエーションも豊富だ。しかも、メニューは「お客様を飽きさせないように」と、年々増えつつある。2013年秋の移転以来、若いお客も増加したという「リーベル」。「いつでもたっぷりフルーツが食べられる」安心感とサービス精神が、年代を問わず多くの人を惹きつけている。

Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa