1. 高島屋カード
  2. ハースト婦人画報社

受け継がれてきた技と味が光るクラシカルフレンチ このプランは終了しています

東京・有楽町  アピシウス

1

1

1983年に、「日本一のレストランを」とオープンした「アピシウス」。シャガールやユトリロなど、数々の名画が飾られ、贅を尽くした空間で、正統派のフランス料理を味わえる店として愛され続けている。現在、厨房で腕を振るうのは、3代目料理長の岩元 学さんだ。「クラシックな料理とは、年月を経ても、ずっとなくならないもの。提供するのは、そんなメニューの数々です。日々、素材本来の味わいをいかに引き出すかを考えています」と話す。料理は、確かな技術と豊かな発想で多くのファンを生んだ初代料理長・高橋徳男さんが築いた味をベースにしている。岩元さんは、開店当初から高橋さんの下で腕を磨いてきた。今回ご紹介する「雲丹とキャビアの野菜クリームムース コンソメゼリー寄せ」も、高橋さんが考案し、今に至るまでレシピは大切に守られている。クリーミーなカリフラワーのムースに、キャビアと北海道産のバフンウニ、コンソメの滋味が溶け合う。これを楽しみに訪れるゲストも多い、不動のスペシャリテだ。

一方で、四季折々の素材を使った「ブイヤベース アピシウス風」は、ここ2年ほど力を入れているメニュー。旬の魚介類の旨みを際立たせつつ、甲殻類の風味を立て、濃厚な味わいにまとめたブイヤベースは、海の幸が好きだという岩元さんらしいひと皿。評判もよく、新たなスペシャリテとの呼び声も高い。伝統に培われた料理とともに、ゲストを魅了しているのが、豊富に揃うワイン。貴重なヴィンテージを含む約500種、3万本をストックしている。料理、ワイン、そして、熟練のスタッフによる心地よいサービス。グランメゾンの名にふさわしい、至福の時間を過ごせる店だ。

Photo/ Akinori Maekawa
Text/ Ryoko Nakagawa

〈おすすめメニュー〉

シェフがお勧めする冬の逸品
黒トリュフ、オニオン、ポテトのパンケーキ、ベーコンのガレット(要予約)
 10,800円
シェフがお勧めする季節の一皿
エリゼ宮にてV.G.Eに捧げる黒トリュフのスープ、パイ包み焼き~1975~
 9,800円

基本情報
東京・有楽町
アピシウス
TEL. 03-3214-1361
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館ビル 地下1階
http://www.apicius.co.jp/

記事更新/ 2014.09.18
※表示価格は税(8%)込み・サービス料別の表示です。
消費税率の変更により価格が変わる場合がございます。
※お支払いは、タカシマヤのクレジットカードをご利用ください。