寛ぎの空間で四季を感じるイタリアンを
横浜・馬車道 オステリア アウストロ
馬車道駅近くの静かな裏通りにたたずむ「オステリア アウストロ」。レンガ調に積み上げた石壁の外観に木製の扉。イタリアの街角にあるような趣のある店構えが目を引く。外観は重厚な印象だが、「イタリアの田舎にある小さなレストランをイメージした」というオーナーシェフ・竹内浩さんの言葉どおり、店内は、素朴な白壁、自然光が差し込む小窓など、温かみがあり居心地のよい空間が広がっている。料理は何よりも季節感を重視。旬の食材を求めて、野菜は竹内さんの出身地である信州、魚は南房総の千倉漁港から直接取り寄せている。「肉料理でも四季を感じていただきたい」との思いから、ジビエにも力を注ぐ。
冬は鴨、鳩、ベキャス(山シギ)、鹿、夏も鹿、熊など、季節ごとに猟師から新鮮なものが届く。臭みがなく噛めば噛むほど滋味があふれ出す、そのおいしさにジビエの虜になる方も多いとか。竹内さんの作り出す料理は、どれも素材を生かしたシンプルな調理法や味付けで、素材本来のおいしさを再認識させてくれる。入荷した食材によって、メニューはほぼ日替わり。今日はどんな料理と出合えるのだろう、そんな期待がふくらみ何度でも足を運びたくなる。
Photo/ Akihiro Maekawa
Text/ HEARST FUJINGAHO
基本情報
記事更新/ 2013.5.20
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